『その着せ替え人形は恋をする』アニメ６話「マ！？」感想
もしかするとサブタイトル付きのアニメでは史上最短のタイトルかもしれませんね。
正直、おっさんとしては日本語版が欲しい。
動画版
この作品の特性上、わからない言葉がギャル言葉なのか若者言葉なのかオタク言葉なのかわからんのですよ。
アニメ６話までだと実質五条君とまりんしか出てきてない感じで、五条君は年寄りにもわかる言葉を使っているから問題なのはまりんだけなんですけど、この子が素でいろいろな属性を持っているからどういうコミュニティで使われてる言葉なのかがさっぱりわからないです。
学校ではこういう言葉、コスプレなどの趣味を共有できる人たちとはこういう言葉っていう使い分けされてないんですよね。
大概五条君が？ってなってるところは俺も？だったりします。
今日の本編はサザエさんみたいな３話構成になってました。前編後編ではなく長さがほとんど同じAパート、Ｂパート、Ｃパート。
直前までオリンピックのカーリングをうっかり見ちゃってたんで今回はリアルタイムで見たのですがなかなか斬新な構成だななどと思ったけど普通のことなんでしょうか？
本編感想の前に、これ、俺だけなのか同じことを思った人がけっこういるのかわからんのですが、Ａパート終了後に流れたオープニングがね、なんかさぁ、先週と全く同じはずなのに見え方が変わってきちゃうんですね。
最初のまりんの目のアップが映ったところで、「ああ、物語が始まったんだなぁ」と感慨深くなっちゃいました。
原作を読んでいてもそうなりました。
ネタバレを回避し続けてアニメで初見だった人はどう思ったんでしょうか？
アニメのことよくわかんないけどすごくよくできてるんじゃね？って俺は思いましたねぇ。物語が進むと意味が変わってくるようにみえるオープニングってすごいんじゃないか？
以下本編感想です。
Aパートは前回振り返りから。ここでオープニングにするのかと思ったら違った。サブタイトル表示後に五条君の家でのお洗濯。
一緒に洗濯するだけでときめいちゃうまりんですが、そもそも高校生男女が一緒に洗濯するっていう状況は異常ですなｗ
Aパートはまだ続きます。
久しぶりに自宅に帰ってきたおじいちゃん。最初に目にするのはなにやら洗い立てのドレスを持った五条君、そして見知らぬ女の子。
いやまぁそれはびっくりするって。五条君が平然としてるから余計にびっくりするでしょうね。玄関に靴がそろえてあって誰かがいるってことはわかるようにはなってるけど、誰かがいるということを想定してないだろうから気が付かないだろうな。
自分がいない間に女の子を連れ込んで、って思うのは無理もない。
このあとのおじいちゃんがめっちゃかっこいいんだな。見てわかるんだ。そういうもんなんだ。その道一筋仕事をしているとそういう目を持つことができるんだ。
五条君と職人同士の会話みたいなことをしているの見てるとまりんじゃなくてもかっこいいって思っちゃうでしょうなぁ。
そのおじいちゃんがまりんをあっさり受け入れたというのがまたいいんですね。そういう職人さんだから人を見る目もかなり培われてるってことなのか。
まだまだ続くAパート。
お腹が鳴って恥じらったまりんへの食事提供です。
ああ、『とらドラ！』だなぁ。思っちゃうよなぁ。しょうがない。
こういうの見るとこの作品って本質的には女子向けなのかなって思っちゃう。自分の為に尽くしてくれて服が作れてごはんまで作ってくれる男の子なんてファンタジー以外の何物でもないｗ
問題はこの先何も起こらないように話をもっていくやり方なんだろうと思うんですが、『とらドラ！』ではお互い別の人が好き(だと思いこんでる)っていうのが抑止力になっていますが、ビスクドールでは五条君の内向的な性格だけなのかなぁと。それに引っ張られて、すぐに思いを伝えそうなまりんも踏み切れないってことなのか。
まりんの料理については俺がやってもそんな感じになるんでコメントは差し控えさせていただきますｗ
料理ができると五条君に言い切ったポジティブさがすごい。
そんでおじいちゃんの方から家にご飯食べに来るように言われちゃって、さらに駅まで好きな男の子に送ってもらうなんて恋愛感情爆走しちゃうだろうなぁ。
駅の改札、内と外でしばしのお別れするのは切ない気持ちになっちゃうでしょうね。今までの関係性と逆転しちゃってます。
電車に乗って「やましいこと……」のくだり、空いてるのに座ってないのがまたなんとも……。好きな人への思いにふけってるのか。
どうでもいい鉄道ネタですが、この車両、実在しました。東武8000系 8450。七光台検車区所属なんで野田線を実際に走ってます。一番大宮側なので大宮駅の改札位置との整合性もばっちり。
ただし、列車の進行方向は現実とはたぶん逆です。妻部に座席があるところだと景色は逆に流れるはず。まりんが春日部方面に住んでるのなら別なんですが、３話での一件からそれは無いと思いますので……。妻部に座席が無くて運転席直後だったらたぶん完璧に再現可能です。ただし、ネットに出てる情報が古くて廃車になっている可能性も無くはない。なんせ昭和40年代(1970年代)製造の車両ですから。野田線もようやく新型車両が投入されてきてますけど、基本的には伊勢崎線日光線系統や東上線系統のお古が回ってくる路線っていう印象です。
そしてようやくAパートも最後、新キャラ美少女を印象的な雨のシーンで投入です。
長かった……ちょっと書こうと思っただけなのにAパートでここまでかかるとは。
自分でもびっくりしてる。オープニング見て一休み。
Bパート。ここからは短くしたい。鉄道ネタがあるとついつい書いちゃうんだよなぁ。
おじいちゃんが女の子を警戒せずに家に入れたのはまりんの１件があったからなんでしょうかね。ここは五条君の反応が圧倒的に正しいと思います。
まさか女の子の裸を拝めるとは思ってなかったでしょうがｗ
まりんに知れたら大炎上必至です。漫画は発禁、アニメはお蔵入りになる展開でしょうｗ
あかべこいい仕事してるわｗ
子供扱いしていた女の子が年上とわかっても驚きはするけどあんまり動じない。聖人かよｗ
女の子がジュジュ様だとわかるところまでがBパート。改めて見直すと、このパートはまりんが出てないんですね。
Cパート。
コメディータッチで描かれるジュジュ様が五条君の家に突撃するのに使った方法(非合法ｗ)ですけど、もしこの子も五条君のことが好きになって、まりんとの間で五条君の気持ちを奪い合う展開になるとしたら切ない話ですよね。
まさにこの時物語が始まっちゃったんだもん。その現場にそうとは知らずに立ち会っちゃってる。
そんなラブコメ展開になるのかならないのかはわかんないですが、ご飯を食べに来たまりんのテンションがひどいｗ。五条君への恋心はいったんおいといて大好きなコスプレイヤーと生で会えた高揚感である意味ケダモノ化しちゃってるｗ
なんかそれを見ている五条君が暖かい目で見てるのがいいよなぁ。
そのあと作中作を４対３のアナログ時代の映像でわざわざ再現するっていったい……。原作でもコストかかってるよなぁって思ったんですが、アニメでも再現するとは思わなかった。今後出てくるほかの作中作もこんな感じで再現していくんですかね。それとも電波に乗せられる最初の作品だから気合を入れたのかな？
女児向けアニメの超設定についていけない五条君の気持ちがよくわかる。俺もついていけない。
もしジュジュ様がラブコメでのライバル的な存在になるとしたら、どうなるんでしょうかね。第一印象で五条君とまりんは付き合ってると判断しているところから入っているからなかなかねぇ。
それに、五条君は裸を見たのにまりんの水着姿よりはどきどきしてなかったような。まぁまりんは挑発してたからか、あるいは五条君にとってはジュジュ様は守備範囲外なのか。
五条君がフリーってことを流れで知ることができたまりんは大喜び。
でもジュジュ様には拒否られたところで今週は終了。しばらくの間ジュジュ様のコスプレ衣装制作話になるんでしょうか。
