『その着せ替え人形は恋をする』9巻感想

通販ってすごいねぇ。予約しておけば発売日に本当に到着するんだもんねぇ。

というのはちょっと嘘だな。

発売日に手元に入手できたのはテレワークだから。

コロナ前だったら結局週末までは手に入らないかわざわざ郵便局とかに取りに行かなきゃならないから。

 

というわけで着せ恋9巻、発売日に首尾よく入手して読みました。

感想を書きます。

 

 

8巻のラストでもそうだったけど、もうすでに五条君ってまりんにとっては自慢の彼氏状態だよなぁ。

学校の友達には口に出しては言ってないけどバイト先では当たり前のように好きだって言ってるし。

五条君はほかの人にいろいろ話したりすることはないけど、まりんッてオープンなんですよね。

アニメの動画感想の方で触れたんだけど、まりんと五条君、2人だけの秘密ってほとんどなくて、ラブホ行ったことくらいなんじゃないかなぁ。

youtu.be

そういえばアニメ11話ってブログの方に感想書いてないな。俺としたことが……。ほかにもいろいろあって書くの忘れてました。

 

あと、まぁ、こういうこと言うのはあれなんですがね、アニメ1話の感想ってブログよりも動画の方が収まりがいいっていうか……そんなに長くは書けないですね。

動画の感想って基本的に苦手なんですよねぇ。着せ恋は例外的になぜだかやりやすい。原作読んでてほとんどそのまんまだからかなぁ。

 

と、9巻の話から横道にそれました。

この漫画、もちろんフィクションでぶっちゃけファンタジーだと思うんだけど、ばくばく大量にものを食って全く体形に影響がないということはないわけで……。

女の子の太ったは男から見るとわからないってやつだけど、モデルのバイトをしてるまりんの場合は気づいてくれる人がそばにいるというか、それが仕事にも直結してるから何らかの対策を取らなければならないです。

まりんの場合は仕事だけだったらもしかしたら何もしないのかもしれないけれど、自分の趣味のコスプレができない、しかも、大好きな人が作ってくれた素敵な衣装を着ることができないっていうのはダイエットの動機として十分すぎるでしょうね。

 

五条君はやさしくて、というか男から見るとそんな感じなんですけど、違うのは服のサイズを直せるってことで、その優しさがまりんを逆にへこませてるのかもしれません。

とはいえ、コスプレっていう都合はあるとは言っても、好きって自覚してて、本人はまだ片思いだと思っている男の子に太ったと言っちゃうまりんってやっぱりオープンな性格なんだろうなぁ。

 

それにしても学校でも学校以外でも相変わらずこの2人はいちゃいちゃいちゃいちゃしてます。なんかもう今後は付き合ってるかどうか聞く友だちもいなくなるんじゃないかなぁ。聞くのもあほらしい。

 

66話から67話。ルーズソックスを買って写真を撮ってもらうまりんだけど、写真を撮るのはいつものスマホではなく……

高校生がエントリーモデルとはいえ10万近いミラーレス一眼を買うというのは確かに衝撃的かもしれませんが、もっと衝撃を受けたのは説明書を軽く読んで使い方をだいたい把握してしまう五条君のスペックです。

俺、無理。

持ってたことあるけど使いこなせない。

確かに背面液晶の画質だけでもびびるけど、PCで見たらマジビビっただろうな。

髪型も変えて気分を変えて五条君にいいカメラで写真撮ってもらうまりんが楽しそうなのはもちろんなんですが、1コマごとに表情や雰囲気を変えてるんだよねぇ。めちゃくちゃかわいい。

この場面、短いシーンになってしまうかもしれないけど、アニメで見てみたいね。めっちゃ見たい。2期範囲に収まるのかな?スタッフめっちゃ大変そうだけど見てみたいね。当たり前のように五条君の目の前でキス顔しちゃうんだもんなぁ。これ、周りで見てる人からしたらどう見ても恋人たちが公園でいちゃいちゃしてるようにしかみえねぇだろう。

 

さんざんいちゃいちゃしたあと、またイベントに一緒に行く約束をして……、そのあとが意外でしたね。

まりんって五条君のおじいさんも大好きなんだねぇ。初対面の時、即自分を受け入れてくれたっていうのもあるんだろうなぁ。それについては別口で。

絵面だけみると鬱展開も予想できるんだけど、この漫画はそういう展開は用意していないんじゃないかなぁと俺は思ってます。

 

コスプレには造形っていう分野もあるんですね。っていうか、ああいうのって売り物を使ってるのかと思ってた。自分で作るっていう発想がなかった。正直衣装だって売って生んだと思ってましたから……。

五条君、すごいなぁ。写真も好きになったみたいだしコスプレ趣味のパートナーとしては最強なんじゃないか。まりんは幸せ者だ。

イベントではここまでに出てきたカメラマンの涼香さんと女装男子のあまねくんに涼香さんのお友だちと五条君が憧れてる造形作家さんというメンツですが、一見常識人に見える涼香さんのぶっこわれっぷりがたまらんw

まぁ最初からまりんのスカートの中を無意識に撮影したり実質無料などとわけのわからない供述をしたりしてあやしかったんですけど一番あれな人なんじゃないかと。

忘れがちですが五条君も実はまりん以上にあれな人でひな人形の頭に語り掛けるのが子供のころから大好きというのは相当レベル高い。

五条君やまりんに比べると大人の男女なみなさまですが、みんなそれぞれあれなところがあって、フラットに付き合ってくれるんですねぇ。上下関係というより友だちっていう関係性ですね。

この作品はまぁすべてにおいてフラット。上下関係があんまりない世界。コスプレなら性別だって乗り越えられる世界。好きなものに夢中になっていい世界。優しいです。

 

最後の最後に4巻以来のジュジュさま登場で9巻終了ってひどい話だw

アニメではオープニングにも乾姉妹が出てきてメインキャラクター扱いでしたが、再登場までずいぶん間が空きました。ジュジュさまもお金を使いすぎてしばらくコスプレできないって言ってたから予定通りなんでしょうか。

この作品はどうしても五条君とまりんが中心になっちゃうから他のキャラクターが描かれることは少なくなっちゃうんだろうなぁ。そういうところは外伝的な話とかメディアに応じたオリジナルの話とかで補完していくのかもしれないですね。

 

そして、本編。あとがきw

なんだこれw

でもなんかすごくわかる。着せ恋アニメって原作では漫画っていう制約で描かれなかったところをかなり補完して描いてるという印象を持ってます。もちろん省略されているところもありますが、省略と補完っていうのが、他の人にとってはどうなのかはわからないけれど俺の感覚にはすごく合ってます。

漫画では数コマしか描かれてないところをかなり時間をかけて動く絵で表現していたりしますからねぇ。

にしても、作者の言葉を聞くと、まりんが電車の時間を気にしていることを頼りにしてまりんがどこに住んでるか推理するっていうのはやっぱり無理筋だったのかw

話を進める都合でそうしてるだけってことなのかも。

あーあ。明日公開する動画でも似たようなこと言ってるんですよね。9巻読んでから作ってたら中身ちょっと変わってたかも。いまさらやり直す気にはなれないのでもういいや。

 

連載されてるヤングガンガンって隔週なんですねぇ。10巻は相当先の話ですね。

隔週というか月2連載というと思い出すのはめぞん一刻。途中から雑誌連載で追ってましたけどそれでも間が長かったなぁ。アニメから入ったにわかじゃ無くて原作追ってた人はずっとそういう気持ちで過ごしてるんですよね。

 

そして明日はアニメ最終話。おそらくあの話でちょっと切ない感じで終わるのかというと……

こ ろ す き で す か ?

と言いたくなります。

まぁ、とっても楽しみにはしてます。

 

次にブログに感想書くのはたぶん10巻発売の時になりますね。その時まであと何回読み返すことになるんだろうか?