『その着せ替え人形は恋をする』アニメ4話「これ、彼女のとか?」感想

4話です。もう放送が始まってから1か月くらい経ってます。

これ以降もしかしたら久しぶりに各話感想に参戦するかもしれません。

 

原作を全巻入手して読みました。まだ読み込んだとは言えないですが感想を書いてます。原作感想もあらかた出来てはいて、残ってる細部の詰めを終わらせれば来週までにはアップロードできる感触なのですが、アニメの放送時期とかぶっていて、当然ネタバレを含むことになるのはともかくとして、アニメで「あの話」をやる前にアップロードしてもネタバレを避けてる人にとっては意味不明な内容になっていると思うのでタイミングを計ります。

来週あの話になるかどうかちょっと判断つかないですが、来週には原作感想もアップロードできるように準備を進めています。

原作感想で細かいことを書くのでそれまでの間はアニメ感想も薄味になるのかなぁと思ってます。

と思ったら書き終わったら結構な長さになってました。今回はこの前置きもあるし自分語りの部分が多いからでしょうね。作品内容についての記述は薄いです。

 

このアニメを見るに至った経緯、原作にまで手を出そうと思った経緯については、原作感想に無駄に事細かに書いてます。書きたかったんだもん。

あと、もう一つ、当方では初めての試みとしてアニメ感想でブログ記事の動画化を試そうかなとも思ってます。1回全く需要がなさそうなネタでやってみたんですが、すがすがしいくらいの不発っぷりで諦めました。

別の趣味関係のやつで同じネタをブログに書くのと動画にするのとでは、閲覧者数が2桁~3桁!違うっていうのを経験して、単純に文字を動画にしただけでも見に来る人がいるのかどうかっていうのを試してみたいんです。それに、動画編集っていうのが思いのほか面白くて、ブログ記事の動画化でそこそこ見に来る人がいるんだったら、モチベーションを保ったままネタ切れの時にも遊べるかもという楽観的すぎる見通しもあります。

4話感想を動画化するかはまだ決めてません。また、動画にするとしてもダイジェストだけにするかもしれないです。

別件の素材を撮影してきたんでちまちま動画編集をしようとしたタイミングで原作感想に取り掛かってしまって放置状態になっているので、そっちを片付けてからにしようと思います。

今日中にそっちが片付くか、そっちが行き詰ってつらくなったら動画化するかも。

見に来る人がいるかどうかはわからんけど、やってみないとわからんからねぇ。

※いろいろ予想外のことがあり心がへし折れたのでこっちの動画を作りましたが、こっちを作りながらまた心を折られました。

ブログ記事の動画化のはずが中身別物になってしまったw

youtu.be

 

 

上述の通り原作8巻まで既読なのですが、アニメ感想はアニメ化されているところより後ろはまだ読んでないという体で書きます。なので、基本的には先のネタバレ話なんですが、なんせ実際には読んでしまっているので、ナチュラルに先の話を踏まえた感想を書いてしまうこともあり得ます。

そういうのが絶対許せない人は読まない方がよいと思います。

 

なお、少なくとも「あの話」より前のアニメ感想ではこの先アップロードする原作感想とは表現を変えているところがあります。どうでもいいオタクなこだわりなんですが、この作品が好きな人はどこをどう変えるのかとか想像してみると面白いかもしれません。

 

前置きを長々とすいません。次回以降はいきなり本編にしますんで。

では、アニメ4話「これ、彼女のとか?」の感想を書き始めます。

 

 

  • 冒頭

東武野田線(アーバンパークライン)大宮駅です。五条君が住んでる場所の設定と、出発案内板の「6両」で特定可能です。

東武野田線の両端ターミナルは1面2線ですね。乗降客数じゃなくて設備面では線内で規模が大きい駅は、スイッチバックの柏、両方向2面4線の立派な追い抜き設備ができた高柳、2面3線で追い抜きやスムーズな折り返しができる岩槻と運河です。

今まさに高架化工事中の野田市は2面4線化され、これから工事が始まる春日部も高架になると2面4線になります。今後急行運転を拡充するという意図があるのでしょうか?岩槻も将来2面4線にする計画あったりするのかも。

いきなりアニメ本編とは関係ない感想で以下読まない人が多そうだけど自重しませんw

 

  • 2週間でコスプレ衣装はできるものなのか?

この設定、リアルとどの程度リンクしているのかがさっぱりわからないです。自分で服を作るなんて言うのは想像もしたことがありません。

すごい偶然なんだけど、本放送の翌朝にながら見してたNHKのサラメシで、一緒にするなとは言われそうだけど、同じように1点物のバレエ衣装を作る会社をやってました。

もしかしたらデザインから縫製まで1着どのくらいかかるっていうのも中井貴一さんがナレーションしてたのかもしれません。ちゃんと見て無くて、録画してるわけでもないのでいまさら検証できないです。

自分が知ってる世界で言うと一番近いのはスーツのオーダーですかね。いわゆるイージーオーダーってやつで細かい採寸などをしないで設定されたパターンの中から体に合う設定を選べるってやつだと、既製品とそんなに値段も変わらないのでスーツで通勤してたころは作ったことがあります。2週間くらいで出来上がってたかなぁ。

でも商用製品は工場で分業制で作っているだろうから参考にはならないですよね。

それに雫たんの衣装、めっちゃめんどくさそうだし。

 

  • 腰抜かすじーちゃん

笑いごとじゃないんだけど笑った。

このじーちゃん、俺としては作中で一番年齢が近いっていうのもあるんだけどすごく好きなキャラです。

時系列変えちゃうけど4話ではこの後職人としての心構えみたいなものをさらっと当たり前のように言ってるし。

俺も職人的な部分がある仕事をしてるけどああいうこと言ってみたいなぁ。俺が言っても「お前が言うな!」で終わっちゃうもんね。それすら言ってもらえないで冷たい視線でスルーされるかも。全然だめ。

 

  • 友達

そのじーちゃんが腰抜かすきっかけは「友だちと買い物に行って買ってきた美脚ストッキング」なわけですw

昭和の価値観だと五条君が買ってきたら確かに腰抜かすかもしれませんw

変な用途に使うつもりで買ってきたとしたら五条君も見られないように隠すとかしてたんでしょうけど、そういうつもりじゃないから材料の一つっていう感じで何の防御もしてなかったってことですよね。

このシーン、なにげにこの作品の中で重要なシーンなんじゃないかと思います。

3話で喜多川さんから「すでにあたしら友達じゃん!!」って言われた場面の続きです。

今まで友達ができなかったというか、おそらく作ろうとしようともしていなかった五条君にとって、初めて自分から「友達」と言える存在になったのが喜多川さんってことですよね。

 

  • 窮地

喜多川さん、いい子だよねぇ。おっさんからすると眉を顰めちゃうような見た目だけどほんといい子。しかし五条君は素直につらいってことを打ち明けられない子。

初めてできた「友達」だもんね。友達になってからまだ数日だもんね。せっかくできた友達を失いたくないっていう思いもあって素直に頼ったりはできないんだろうな。

連絡先交換したのに何で連絡をしないのかって今の若者たちは思うのかもしれませんが、俺も五条君と同じで、ルーチン以外ではよっぽどのことがない限り連絡しない派です。LINEなんて既読スルーじゃなくて気づかないで未読スルーしちゃうから、アドレス交換する時もその旨伝えてますw

じーちゃんの怪我と中間試験にさらに工房見学が重なってっていうのは漫画やアニメ的都合のいい設定とは思いますが、リアルでもこういうことってありますよね。あと2週間遅ければ余裕なのに!とかよく思います。

五条君、つらくても受けちゃうんだなぁ。この気持ちもわかる。断るのってすごく勇気がいる行為ですからね。

 

  • 差し入れ

喜多川さん、まじいい子だよねぇ。

決して近くはない五条君の家まで差し入れ持って行って。見た目で性格を想像するなんてことしちゃいけないんだなぁと身につまされる。

 

  • 覚醒

覚醒前の五条君、めちゃくちゃ共感できます。俺だけなのかなぁ。こういう経験って何度もしてる。すぐに思い出すのは卒論で、仕事でも何度かこういうことあったし。何とかなったこともあればどうにもならないこともありました。

そういう経験をして、仕事っていうのはできるかできないか、ではなくて、やるかやらないか、でもない。ヤるかヤられるかだ、と思うに至ったわけですが……。

この作品、ターゲットの年齢層はどのくらいかわかんないけど、案外と俺とか見たいな高い年齢層で好きになる人多いんじゃないかなぁと思います。

じーちゃんの職人としての矜持、そして、とどめの喜多川さんの期待に胸を膨らませてる笑顔。その2つで覚醒して泣きながら服を作り始める五条君。

めっちゃかっこいい。

俺の人生にもこんなかっこいい瞬間があればいいのに……。あきらめなければこの先あるかな?

アニメに出てきた試験日程と工房予約の時に映ってるカレンダーとを重ねると、試験が終わるのは金曜日です。五条君は土曜日のイベントに間に合わないということで落ち込んでいたってことは……、まじ1晩でどうにもならないところから仕上げたのか?アニメではヘッドドレス?作ってるところが描かれたけど、型紙から切り出した布地も映ってたよね。全部縫ったの?超人じゃね?徹夜すればできるとかそういう話じゃないでしょう。

俺だったら「手はつくしました」とか言って中途半端なものしかできてない状態になるだろうな。仕事だったら円満にさよならですね。円満……ですよ?

 

  • お披露目

喜多川さんマジ超絶いい子。五条君もいいやつ。

アニメの演出で喜多川さんが初めて衣装を見るところは、もっと過剰に派手になるのかと思ってたんですが、原作同様抑えた表現で、そのあと2人で謝りあうところまで足早に進んでいきました。

この場面まではアニメ2話3話の経緯だけ見ると、喜多川さんって色仕掛けで純情な男の子に無茶なスケジュールで服を作らせるギャルって見えますよね。性格は悪くないし考え方もしっかりしてるけど、その見た目からも男をもてあそぶ女の子っていう方がしっくりくるし。

喜多川さんは「あっ、2週間後にもあるんだ。見に行ってみようかなぁどうしようかなぁ」みたいな軽い気持ちで「2週間後」と言ったのを、五条君はその2週間後のイベントに雫たんの衣装を着て参加するととらえるというすれ違いです。

それについて、2人とも、相手のせいにするんじゃなくて自分の考え足らずだったと謝りあうっていうのが、フィクションだとわかっていてもいい話だなぁって思っちゃいます。

勘違いに気づいた時の五条君の一声もすごくいい。「よかったぁ」。

衣装に不備があって着られなかったりしても喜多川さんが悲しまないってことがわかって安心しちゃったのか。自分のことを第一に思ってくれて自分を犠牲にしていたってことがわかって喜多川さんは号泣したんじゃないかな。

 

  • メイク

アニメサブタイトルのところです。もし某掲示板の人口が昔みたいに多かったら原作スレはアニメサブタイトル予想でかなりのレスが消費されていたのでは?

原作に書かれている言葉を抜き出してタイトルにしてるんですが、読んでみると「ここかよ!」っていうところもあったりするので面白いです。

コスプレの話だけど五条君を服を作りたい人じゃなくてひな人形を作る職人を目指してる男の子にしたのは、服を作るだけじゃなくて人形相手だけどメイクもできる素養があるっていう設定にもできるからなんですかね。

そして五条君が「友達」相手に自分語り。そしてそして「友達」相手に普段見せない表情を見せる。青春だねぇ。

しかしその空気をぶち壊すシェーバーの音wすごいなこの子w豪快w

 

  • 試着

2人ともマジ嬉しそうでよかった。原作で見てたので驚きはしないんですが、メイクと衣装を変えて同じキャラを描くっていうのはやっぱけっこう難易度高いんでしょうね。

 

  • スタッフロール

何気に気になって見ちゃってました。野田線の車内で五条君のモノローグの時のナレーションって他の役をやってる声優さんがやったみたいですね。声だけじゃ俺にはわからん。

 

  • まとめ

五条君が締め切り日を勘違いして大変な目に遭った回でした。大変だったけどハッピーエンドになってよかったですね。おじーちゃんは大丈夫なんだろうか?

苦労したからこそ、できるのを楽しみにしていた喜多川さんに1日でも早く試着してもらいたかったんでしょう。

その気持ちもすごく共感できます。俺だって自分が作ったものができたら待ってるお客さんにまずは使ってもらいたいもん。そういう甘い気持ちだけじゃなくてそこでのダメ出しをフィードバックしなきゃいけないっていう現実的な問題もありますけど。

フィクションだから省略は可能だろうけど、実際に服をオーダーすると最初に作ってからの手直しってやっぱりあるんですかね?フルオーダーの服なんて作ったことないし作る予定もないのでまったくわからんです。

この2人ほんといいやつらです。見てて気持ちいい。安心してみてられます。

来週のアニメサブタイトルは「この中で一番いい乳袋だからじゃん?」……

いやまぁ原作既読者だからいいけどさ、これかよw

ってことは来週もまだ原作感想をアップロードするタイミングにはならないってことかなぁ。さてどうなりますか。

1週間楽しみに待ってます。