スバル XV 1.6i-L EyeSight 豪雪の白馬に突っ込んでいった結果

スバル XV 1.6i-L EyeSight (GT3 E型) 実際に所有しての長期レビュー 全体目次 

スバル XV 1.6i-L EyeSight 6か月点検から12か月点検(目標5000Km)まで(見出し)

 

動画前編

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動画後編

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今シーズンは絶対行く!前シーズン緊急事態が出てキャンセルした白馬に絶対行ってやる!

それだけで暑い夏を乗り切ってここまで来ました。

 

 

  • 1日目

有休たっぷり使って2泊です。夜中に出発する必要もないので、朝に家を出ました。

東京近郊を朝に出るということは……通勤や仕事で渋滞していることが予想されます。

いろいろ考えて都心部は下道で抜けて、環状線から先で4号に乗ることにしました。

白馬には関越から上信越道で長野から入っていく方法と、中央道から長野道で松本から入る方法があります。今回、行きは中央道、帰りは上信越道という計画です。

 

都心まではざっくり2時間。予想通りです。だいたい1時間半はかかるんで覚悟はしていた。途中抜け道的なところも走ったけど、普段は絶対に回避する渋滞ポイントにあえて突っ込んだりして楽しみました。

たぶん需要はないと思うんだけど都心に向かうのも動画作ってみようかと思います。見せ場は無いです。

 

246を曲がって国立競技場を横目で見ながら外苑からようやく首都高に乗りました。外苑は比較的合流が楽なんですが、首都高ってやっぱ緊張するよね。マニュアルモードにして低いギア使わないと不安。

今回のテーマはアイサイトツーリングアシストを使わないこと。高速でも下道でも運転支援はあまり使わずに楽しもうと思ってました。

首都高をアイサイトTAに任せるのはまだ恐怖感が強いんですが、中央道に入っても使わず、アクセルもハンドルも自分で操作して転がしました。

時間に余裕はあるので休み休み安曇野インターまで行ったのですが……

 

この車、高速ではアイサイトTA、使うべきですね。

多くは語らんが……3つのキーワードで伝えてみます。

・自重

・自制

・自衛

あーびっくりした。

 

安曇野で降りた後はナビの指示に任せてみました。

高速降りてから素直に大町方面に向かう道じゃなくて、1回19号に入る道を支持されたのでそっちを使うと……。大町に行く道って何度か通ったけど、微妙に流れが悪いんですよね。19号からの道の方が流れてる気はするけど、所用時間はかかってるのかもしれません。

途中から路面に雪が出てきました。それもあってハンドルアシストOFFにしてたんです。

センターラインを見てるからアシストが入ったり切れたりするだろうなと。その時変な挙動をしたらいやだなぁと。

ハンドルアシストが変になるんじゃなくても、思ったのと違う挙動をした時に俺が淡くって変な操作をするってこともありますからね。

 

大町まで来るとかなり雪が増えてきました。とはいえ国道はそれほどでもないです。

市街をバイパスで抜けて左折して白馬に向かうと……

そうだ、このあたりだなぁ。俺が生まれて初めて今風な意味でいう「聖地」って言葉を聞いたのは……。一緒にスキーに行った人が好きだったアニメかゲームか漫画かの聖地がそこにあるとのこと。タイトルは……忘れました……。

仁科三湖の脇を通って佐野坂峠に向かいます。佐野坂越えてからが本番なので気は抜けない。

トンネルを抜けると……たしかに雪は増えたけど、たいしたことない。

なんかさぁ、XVだったら夏タイヤでも来れたレベルなんじゃね?って感じでした。

さすがにそのあと国道を曲がって八方エリアに入ると、完全圧雪路面の坂道が出てきたりして、この車の実力を発揮できましたが、拍子抜けするほど普通に走ります。

何の心配もないね、これ。

宿に行くために急坂がありましたけど、この日は完全に除雪されていて何の不安もなく登れました。

えっと、ありがたいんだけど、消化不良?w

 

  • 2日目

八方尾根スキー場に挑みます。挑むって感じ。10年以上前に来てぼろぼろになった。

前にぼろぼろになったところを滑って自分が成長しているか確かめようと思ってました。

確かめられました。

成長してないことが……

 

無理無理!俺のレベルじゃこのスキー場楽しめないってw

きつかったなぁ。しかも平日だからガチ勢ばっかりだし。迷惑でしたね。申し訳ない。

休憩回数だけが増えました。

ウサギ平は1回だけで勘弁してもらってリーゼンスラロームってところを繰り返し滑ったんですが、すごいコースだわこれ。

俺のレベルだと1本滑るのに途中で最低3回は小休止が必要。実際には5回以上止まってると思う。そのコースをリフト1発で登れるんだもん。いいコースです。この日みたいに条件が良ければ俺でも楽しめました。

そして、最後、宿に帰るのになるべく歩く距離を短くしようとしたら新雪エリアに突っ込んでしまった。

新雪ってある程度斜度がないと埋もれるんでちょっと急な斜面を頑張って降りてたら。

そこでこけた。

しかもスキー外れた。

そして……、外れたスキーが雪に埋もれてどこにも見えない。

詰んだ!と思いましたね。

必死になって掘った。寒いのに汗だくになって掘った。10分くらい掘っていい大人が泣きそうになったところで指先に固い感触が!

見つかったぁ!

もう片方の板は自分で外して動きやすくしてから掘り始めたんですが、板を雪に刺して立てておきましたよ。横に置いてたら流れ止めあっても埋もれるもん。

そこからスキーを履くまでにまた5分くらいかかり、ようやく動けるようになって、腰まである新雪を慎重に滑り、コースまで復帰しました。

結局宿まではそこそこの距離歩くことになり……、着いたら速攻で風呂入りました。

 

  • 3日目

飯食ってエネルギーを補充するとまずやらなければならないのは車掘りです。

昨日はスキーを掘ったけど今日は車です。

2日目、かなりの大雪で車が埋もれてました。

宿にも雪下ろし道具はありますけど、残ってたのはちょっと心もとない道具だけ。

まずはトランクまでのアクセスを確保して自前の道具を取り出します。

それだけでもかなり大変。

車が走る通路部分は除雪してくれてますけど、あんまり車の近くまで除雪すると傷つけちゃうこともあるだろうって配慮なのかな?車の周りは除雪されてません。

雪かき道具を出して本格的に掘り出します。

屋根、窓、ボンネット、マフラーのところ、もうへとへと。

あらかた掘ったら今度は運転席までのアクセスを確保。

ドアが開いて乗り込めるようになったらエンジンON。熱も使って溶かします。

久しぶりに本格的な車掘りをしましたが手順は覚えてるもんだなぁ。失敗だったのは雪かき道具を部屋にもっていかなかったことですね。最初から自前の道具でできてれば少しは楽だったかも。

水温が上がったらデフロスターとデフォッガ全開でフロントリアの視界を確保。タイヤの前後の雪をどかして、荷物も積み込めるようにして、ようやくチェックアウトして出発です。

この日のメインイベントは完了したって感じ。

 

せっかく来たので3日目も滑りに行きました。まだ行ったことが無かった白馬47・五竜です。

地吹雪してる道もあったりして雪道運転を満喫しました。途中、後ろの車が詰めてくることがあったんですが、もしかしたら雪で隠れたナンバーから「松」の字だけ見えてたのかもしれません。地元「松本」じゃなくて「松戸」ですが、なにか?

スキー場に着いたけどチケット売り場がどこかわからず右往左往したりもしながらゴンドラで上の方に。

白馬47って一発で上に行くルートがないんですよね。面白い作りになってます。

五竜の方まで行くと、上の方にあんまりきつくない斜面があるっていうのは事前に知ってました。そこを滑るつもりです。

一番上、気持ちよかったんだけど寒かった!リフト乗ってる間にかなり冷える。

この日はちょこっと滑ったら帰ろうと思っていたんですが……、1回くらいは中級者コースも行ってみるかと行ってみたところ、そこは……、腰までの新雪……、いわゆる腰パウってやつです。

俺には到底無理!

何回転んだか覚えてない。そのうち1回はまた雪の中でスキーが外れました。

昨日のことがあったんで大体この辺!ってあたりを付けたら1分くらいで見つかりました。経験って大事ですね。いらん経験だけど。

新雪エリアを抜けて圧雪の中級車コースになったんですが、やっぱ急なんだよね。

前日の大雪でコンディション最高だったから何とか楽しく滑れましたけどがりがりだったりしたら泣いてたな。

結局頂上近くの初級者コースを繰り返し滑りましたよ。その方が楽しいw

 

頂上近くにいるということは下りなければいけないということです。

下りは白馬47のR1という中級者コースを使わさせていただきました。

このコースがまた長い。リフト一発では滑れないんだけどふもとまで延々と続く中斜面。途中で何回休んだかな。ちょっと覚えてない。

 

雪まみれになったりもしましたがひとしきり遊んだ後、帰路につきます。

まずはお風呂だw

道の駅にお風呂があることは知ってたのでそこを目指します。

道は除雪がされていて何の不安もない。疲れはあるけど足がつるほどでもない。

お風呂に入って少しまったりして、長野方面に。

ちょっと考えました。

もともとの計画では白馬長野道路っていう有料道路は使わずに、たぶん旧道の無料の道を通ってみようと思ってたんですが、前の日大雪だったからどうなってるかなって。

ちょうどその境目のところにコンビニがあったんで、缶コーヒーで糖分を補充するついでに最終判断。

旧道チャレンジすることにしました。

しかし、実際走ってみたら旧道っていう雰囲気ではなくバリバリの現役地方主要道って感じ。街中を走るところが多かったから観光客を別の道に流したいっていう意図もあるんだろうな。地元の皆さん、好奇心で走ってしまい申し訳ない。

 

国道19号に復帰後は単調な道。もう何も起こらないはず。あとは帰るだけ……

と思ったら!

ナビの指示通りに国道から曲がったら除雪されていない道w

XVの実力をこんなところで発揮するだなんてw

おもしろかったけど何の不安もなかったです。

そういえば、結局Xモードとやらは存在を思い出すことすらありませんでした。そもそもマニュアルモードで2速発進もしてません。ふつーに運転しました。

 

最後に一番厳しい雪道を走って、そのあとはおとなしく高速に乗りました。

途中横川で峠の釜めし買ってこうと思ったら売り切れ。なんか悔しくてわざわざ松井田妙義で降りて下道のおぎのや行ったら閉店済みw

こんなことならまだ残ってたSAのレストランで食えばよかったなぁなどと思ったり。

 

素直に関越で帰るはずもなく、北関東道から東北道に入り、圏央道が渋滞してると見るや加須から下道。無駄に距離を稼ぎました。

それでも松戸から白馬まで690Kmくらいを余裕の無給油でした。この航続距離はXVの魅力だねぇ。燃費は12~13Km/l程度。冬タイヤでそれだけ出れば十分です。

 

かなり充実したスキー旅行だったし、その後コロナが猛威を振るってるっていうのもあって、今シーズンあと何回行くかは全く分からなくなりました。

今シーズン最後のスキーになったとしてもかなりいい旅行ができました。

 

スキーもドライブも楽しかったぁ。