アニメ「処刑少女の生きる道(バージンロード)」感想(1~6話)

前期「着せ恋」にドはまりしてはまるっていう感覚を思い出し、アニメにもハマることがあるってことがわかり、さらにまだ在宅勤務が多くて時間があるという状況なので今期のアニメは今までになくたくさん予約録画をしています。

なかなか処理が追いつきませんw

アニメファンには想像できないような雑な見方をしていますが、そういう雑な見方をしていてもハマるときはハマるってことを「着せ恋」に教えられたのできっちり約30分凝視するみたいな見方はしてないです。

 

俺がドはまりするのは10年単位に1回ってレベルなので当然ドはまりする作品は今のところ行き当たってないんですが、ここにきて原作まで手を出してもいいかなぁと思える作品ができました。

それが「処刑少女の生きる道(バージンロード)」です。

 

おそらくは多くのファンとは違う理由で原作を読みたいなと思っていると思うので書き記しておきます。

アニメ未見原作未読の人には申し訳ないですが根本的なネタバレを含みます。

 

 

正直、1話冒頭で見るのやめようかと思ったんですね。タイトルに釣られてしっぱいしたなぁと。あんまり異世界すっ飛ばされものって面白いと思った記憶が無いので……。もちろん好きだったのもありますよ。ゼロの使い魔とかさ。まぁあれも最後の10ページで物語が進むというものすごい構成と男の子が大好きな設定の数々にやられた感じ。

でも、その最初に出てきたすっ飛ばされた男の子があっさり殺されるのを見て続きも見る気になりました。

そりゃまぁ異世界すっ飛ばされものがこれだけあると差別化しないとねぇ。

 

殺すためにメノウがアカリと仲良くなるっていうのは面白かったし、メノウを中心とする百合な三角関係あるいはハーレムものか?なんてことも思ったりしてましたが、まぁたぶんメノウとアカリの2人が主人公兼ヒロインだし、アカリの能力がやっかいだからそう簡単には殺されないんだろうなぁと思いながら見てました。

 

そして6話。

なるほど。これは面白いかもしれないなと。

これって推理小説でも使えるプロットじゃね?いや、もしかするとすでにそういう推理小説があって一部がパクリだぁって大騒ぎしてたりして、みたいなことを思っちゃいました。

推理小説が大好きとはいえ古今東西のを読んでるわけじゃないし、名作で好きというなら読んでいるはずっていう作品の中でも読んでないものが多かったりするから想像でしか語れません。もしかしたらこういうプロットの作品がすでにあるかもしれないし、この作品が初めてなのかもしれない。

わからないけど、とにかく、原作を読んでみてもいいかなぁと思いました。

 

推理小説で言うと、殺される相手を選びたいっていう被害者側の意識があって、単純なはずの事件が複雑怪奇で名探偵の出馬が必要になる状況になるっていうのは有りなんじゃないかなぁと思ったんですよね。

単純にそういう話にすればいいってことじゃなくて、もちろん読者がある程度納得するような説得力を持たせるために人間関係とかをけっこう濃く描写しないといけないかもしれないんですし、推理小説の場合はどうしても事件が起こってからの物語になることが多いから難しいだろうなとは思うんですが、もし終盤の秘密の開示パートでそういう展開を目にしたら俺は戦慄するかもしれません。

 

「処刑少女の生きる道(バージンロード)」は推理小説ではなく異世界すっ飛ばされファンタジー物なので、時間の巻き戻しっていうそれ自体はよくあるプロットと組み合わせられてるんですけど、「殺されるならメノウちゃんの手で」と思っているアカリと、「仲良くなった自分が殺したことでアカリは時間を巻き戻した」と思ってるメノウとの間のすれ違いが今後も続くのか、あるいはアカリがメノウに自分の気持ちを打ち明けるのか、どっちに転んでもなかなか面白いんじゃないかと想像しています。

他にもキャラが出てくるのかもしれないですけど、メノウを中心にアカリとモモがいちゃいちゃしたり嫉妬したりするだけなのかもしれないけどそればっかりは読んでみないとわかんないですからね。

 

ここまでの伏線では、メノウが日本の学校にいるっていうところがあるんで、それがどういう状況なのかっていうのも気になりますね。もしかしたら自分にはそういう意識も記憶もないだけでメノウも異世界からすっ飛ばされてきれいさっぱり漂白された女の子だったりして。

 

1クールだと思うのでもう半分すぎてるから細かいところまでは描かれないんじゃないかと思いますけど、このアニメは最終話まで見てみようと思ってます。

もし原作を読んだら原作の感想も書くかもしれません。