スバル XV 1.6i-L EyeSight 初滑りついでに 雪道 山道 そして最後に里帰り♪(動画あり)
・スバル XV 1.6i-L EyeSight (GT3 E型) 実際に所有しての長期レビュー 全体目次
・スバル XV 1.6i-L EyeSight 6か月点検から12か月点検(目標5000Km)まで(見出し)
なんかあれな話なんですが、動画連動記事にすると時機を逸することが多くなりそうです。
趣味に専念できるほどには時間が無くて、なんやかんやで年末年始は実際のところも精神的な面でも余裕がなくて面倒な動画編集をする気にはなれませんでした。
せっかく素材があるので1/2にのべ16時間くらいかけてやっと動画を編集。専念して2人日でっせ!まぁ駅伝とかテレビ見ながらだけど。
そんなこんなで編集終わってアップロードしましたのでほぼ同時にこっちの記事もアップロードします。
- スタート!
さて、実際に行動したのは12月中旬です。
今シーズンは雪だよりは早かったですがその後それほど雪が降るわけでもなくあったかくなったりしてスキー場のコンディションはイマイチという印象でした。
そんでもやっぱり行きたいので行ってきました。
1月に泊まりでスキーに行く予定なので、その前に一度新しい車とスタッドレスタイヤで雪道を経験しておきたいというのもありました。
例によって深夜出発です。
高速道路の割引を使いたいというのもありますし、巻き込まれると「俺はいったい何をしているのだろう?」と人生に疑問を持ってしまう外環の渋滞を避けるという意味もあります。
目的地は丸沼高原。群馬、尾瀬エリアの最奥です。
群馬に向かうのですがあえて東北道に入ります。例年クリスマスくらいまでは金精峠を通る道路が開通しているのでその道から群馬に入ります。
昨シーズンの同じ時期、同じルートを使って前の車フォレスターで丸沼高原に行きました。その時は友だちを誘っていきましたけど今回はソロ。
やっぱり不安でしてね。不安なら他の人と一緒の人がいいと思われるかもしれませんが、理不尽なトラブルに巻き込むのも忍びなかったので一人。
その代わり装備はかなり充実させました。
緊急脱出用のスコップと摩擦力があるプラスチックのマット。実は、スコップは東京近辺で雪が降った時に自宅周りの雪かきに使ってましたけどマットは1回も使ったことがないというw
フォレスターでそういう装備が必要になることはないと確信してたので持っていきすらしなかった。
XVの悪路走破性は非常に評判高いですが、実際に自分が経験しないと怖いんですよねぇ。なによりオートマだし。MTとATって発進の時の感覚が全然違うからすごく不安でしてね。
途中で飯を食ったり仮眠したりして日光まで行ってまずはいろは坂です。
雨です。ヘヴィーウエットってやつです。
ここまでの高速も途中から雨でした。土砂降りと言ってもいい時間帯もありました。
冬タイヤで濡れた道って危険っていうイメージが強いのですが、今回買ったブリヂストンのDM-V3というタイヤは夏タイヤとさほど変わらない性能がありました。
いいタイヤだと思います。
雨のいろは坂も夏タイヤと同じように何の不安もなく走れました。
他のメーカーに比べて高いけど高いだけのことはあるんじゃないかなぁと思います。
まぁBS信者の言うことなので割り引いてくださいませ。
よく言えば幻想的、悪く言えばパッとしない雨模様の中を調子よく走っていきます。
しかしまぁスキー気分が盛り上がりませんw
雨って心をへし折りますよね。
初めてスキーに連れていかれた時もスキー場で雨に逢いました。バブル期の苗場です。ちゃらちゃらした人がたくさんいるスキー場で大学の同級生男10人で相部屋という合宿状態でした。なんかわからんけどみんな硬派を気取ってたのか女の子には興味がない風を装っていて、ラーメン食いに行ったり温泉に行ったり。
その時は初心者あるあるでうまい人にてっぺん連れてかれて半泣きで降りてきました。
めっちゃ混んでてリフト待ちも酷くて、リフト待ってる間に何度も転んだり。
今思えば全くの初心者には苗場は厳しすぎる!
スキーなんてもう2度とやるもんかと心に決めましたね。
人生どう転がるかわからないもので、その後仕事で冬の新潟にこもることになって、何も娯楽がないので同じプロジェクトの皆さんとスキー旅行に行って、リフト待ちの無い空いたスキー場で転びながら何度も滑ってなんとなくちょっと滑れるようになって、たまたま友人もそのころスキーを始めて一緒に行くようになりという流れでした。
本気で取り組んだことは今まで一度もありません。
- 金精峠
さて、中禅寺湖畔を後にして山登りです。金精峠に向かいます。
とはいえ、ちょっと登るとすぐに戦場ヶ原の平地になるのであまり気分は盛り上がりません。戦場ヶ原って昔は湖で埋まったんだろうなぁ。尾瀬ヶ原みたいな感じ。
ここまでなかなか雪が見えずに気分が盛り上がらなかったのですが、戦場ヶ原を過ぎるとようやく路肩に雪が見えてきました。
そうこうするうちに降っていた雨の様子が変わり、みずれから雪へと。そして路面はシャーベット状に……、向かいからは除雪車がやってきて……
一気に気分が盛り上がってきます。
シャーベット状の路面はなかなかスリリングなはずなんですが、XVとDM-V3の組み合わせではなんの問題もなく登っていきます。まぁ登りはね。四駆なら不安はないです。よっぽどのことがない限りスタックしませんから。
路面状況はどんどん変わっていき、金精トンネルが近づくと白い路面に黒いわだちという状況になります。タイヤの片側は白いところ、片側は黒いところを走ってみても特に問題なく走っていきます。ここまでは大丈夫。
トンネルに入ると路面がよくなるのでどうしてもスピードが上がりがち。トンネル出口が近づいてシフトダウンをして備えますが……
うわっ!!
シフトダウンによるエンジンブレーキでは足りなくてコーナーに到達する前に慌ててブレーキw
こういう運転危ないんだよねぇ。わかっちゃいるんだけどさ。
トンネル抜けたら一気に真っ白な世界になりました。川端康成の世界です。
自分が思い描く速度よりも遅めに遅めにを意識して下っていきます。
特に不安なく下れることがわかり、前後に車がいないことも確認し、比較的平坦で開けたところでハンドルをちょいと急に切りながらブレーキ踏んで滑らせるテスト。失敗……。もう一度……。おっ、ちょっと滑った!なるほどー。
これ、やっておかないと不安なんですよ。パニック時に初めて滑ると対処が難しくなります。夏道では筑波山で電子制御切って滑らせるテストしましたけど、雪道だと滑る感覚がけっこう違うと思ってます。タイヤも違うし。
実際その後何度かちょっと滑りましたけど何の不安もなく操作できました。
雪道でのXVとDM-V3に対する俺の感想はこうなります。
すげーふつー。
これすごいと思うこともないし、こりゃだめだというところもないし。強いて言えばフォレスター+VRXの時と変わらん。
ATとMTっていう差があるので気を使って運転はしてましたけどこの組み合わせで行けないところはほとんどの車で行けないところってことなんじゃないかなぁと思いますね。
Dレンジで下るのも試そうかと思ったんですがそこまでの勇気は無くて試せませんでした。チキンですいません。というか、一般的なドライバーはDレンジで下ってるんですかね?すごく運転うまいんじゃない?俺には無理。
途中で後ろの車に追いつかれたので避けて先に行ってもらいました。
後で友だちに言われました。
「XVに道を譲られて向こうもびびったんじゃね?」
たしかに……そうかもしれません。ヘタレドライバーです。
- 丸沼高原スキー場
関東エリアではオープンも早く標高が高くて比較的雪質もよいとされているスキー場ですが、その日は湿った雪でした。グローブの中まで水分が染みちゃってちょっとつらかった。
せっかく買ったカメラがあったのでスキーの場面も動画撮影してみたんですが、誇張ではなく1フレームも使える映像が撮影できませんでしたw
スキーがうまいわけじゃないのでカメラを見ながら滑るなんて言うのは無理だし、ゴーグルつけてると液晶モニターよく見えないし。
この先スキーの様子を撮影する時はスマホで動画を取ろうと思います。滑りながらの動画は無理でリフトの上からとか止まってるときの動画だけになっちゃいますね。
そこまで真剣に動画に取り組む気はないので高い機材を買う気はないです。
肝心のスキーですが、最初の1本がマジ怖くって。板が滑らなかった。そういえば前日に簡易ワックス塗ろうと思ってて忘れてたんでそのせいかなぁと……
ところが、2本3本と滑ってるうちに滑るようになりました。
これって雪質が変ったとかじゃなくてたぶん……、1本目、スキーの滑り方を忘れてたってことなんじゃないかとw
やっぱり初滑りに来てよかったです。泊りのスキーで1本目にこの状態だったら心がへし折れて宿のお風呂に舞い戻ってしまいますw
とは言っても、指先は冷たいしそこそこくたびれるしで、休憩できるレストランがオープンすると速攻退避しました。あと、俺はこの年なので今どきなんですがたばこを吸うので一服したいっていうのもあります。喫煙所の環境は年々悪くなっていきますね。そういう時代の流れだからしょうがないですけど……
小一時間コーヒーを飲みながらゲレンデを見てぼーっとして、また滑りに行きます。
この時オープンしていたコースはほんの1部。
たぶんこのスキー場のメインバーンであるバイオレットコース、それに並行したグリーンコース、そしてこの日からその上のローズコース上部中部、最後にベースに降りる下山用のコースです。
純初級者向けコースは1本もありませんw
リフト運行&コース状況 | 丸沼高原 | スキー場,スキー,スノーボード,群馬
初中級と銘打ったコースもけっこう大変だったりしますw
コースの数も動いてるリフトも少ないので来場者が少なくてもそこそこ混雑していました。
ローズコースは標高が高くて上の方は雪質いいんだけど途中がカリカリになるんですよね。と昨シーズンも同じ感想を持ったことを忘れて滑ってました。
ちょっと滑ってまた小一時間休憩。レストランは空いてます。座り放題です。休み放題です。
なんかもうすっかり満足してもう1本か2本滑って帰ろうかと思いもう一度リフトで登って滑り始めたんですが、途中で両足の太ももが逝きました。
俺だけなのかもしれませんが休憩後の1本目って気持ちよく滑れるんですが、突然つるんですよね。不思議……。
コース途中で人知れず悶絶して落ち着くのを待ち、落ち着いたらゆっくり滑っていくのですが、スキーってゆっくり滑る方が脚への負担は大きいみたいでしてね。かといってスピードを出すと方向転換とかで力がいるし。なかなかの苦行です。
そんな苦行をしたのにもかかわらず、もう1本行って終わりにすっかと。
そんで滑ってみたら今度は大丈夫で、ならもう1本くらいは……、なんか平気だな、じゃーもう1本……
最後の1本が何本もありました。スキーあるあるですねw
- 椎坂越えへ
他の人たちよりかなり早い時間に上がって着替えをしたりお土産買ってお金落としたりしてから帰途につきます。
家に帰るまでがスキー&ドライブです。
丸沼高原から下るときれいに除雪されてました。
これは想像というより妄想なのですが、金精峠を冬季閉鎖するのは群馬側の要望っていうのがあるんじゃないかと思ったりしてます。
栃木側には立派な除雪ステーションがあったりするのですが群馬側には見当たらない。
いわゆる尾瀬エリアにはスキー場が数多くありますが、金精峠を冬場も通れるようにすると、群馬を通らずに来訪する人が増えてお金落としてくれる人が減るんじゃないかっていう予測から除雪しないで閉鎖してるんじゃないかと。
もしそうならそれは違うんじゃないかなぁと俺は思ったりしてます。
周遊コースが組めると行きたくなるんですよね。行きと帰りで同じルートってつまらないんですよ。ゆるキャン△感想でも書いたけど移動っていうのも一つのイベントなんですよね。
そう思う人は少数派なのでしょうか?たぶん少数派なんでしょうね。俺はいつでもマイノリティーか……
丸沼高原から鎌田を通って吹割の滝を通って椎坂トンネルに向かいます。
運転してるときは雪道みたいな緊張が無くて何の山場も見せ場もないし動画にするには向かない道だなぁと思ってたんですが、編集中に見直すとうっかり見入ってしまいました。
俺はこういう道が好きみたいです。自然の中を走り、生活感のある街中を走り、適度なコーナーと勾配があり……
まだ先になりますけど無駄に長い動画を作ろうかなぁと思ったりしてます。
- 里帰り
山を下りてお風呂に入って軽く飯食って、どうしようかなと迷った挙句に高速に乗りました。微妙なんだよね。料金ほどには速達感がないけどやっぱり高速はらくだからねぇ。MT車でも楽だったけどアイサイトツーリングアシストがついてるとマジで退屈になります。
そんな気分を吹き飛ばすように「事故渋滞9Km80分」という情報が……。渋い。渋すぎる。たぶんほとんど動かない渋滞ですね。
まぁ俺は関越をそのまま走っていくほどうぶじゃないので関係ないんですが、それでもおののきます。
スキーでくたびれてるはずなのでこまめに休みながら関越から北関東道へと車を進めていきます。
まだまだ家には遠い太田桐生インターで降りてしまいます。
本日最後の企画は、もしかしたら今乗ってるXVが作られたかもしれない、スバルの太田本工場の近くを通ってみようってやつです。
以前もこの辺通ったんですが工場の真ん前を通るなんてことは思いつかずにスルーしてました。地図を見ててふと思いついた。
ただねぇ、太田市内って渋滞するんですよね。まぁいいやと。我慢しようと。
実際に走ってみたらやっぱり渋滞してましたw。わかって突っ込んだんだからしょうがないよね。
渋滞の中走っていたらスバル本工場の脇にでてました。巨大ですねぇ。街の中心部に巨大な工場が。これが企業城下町ってやつなんだろうなぁ。駅も近いし。
東武伊勢崎線には特急が1時間に1本走ってますけど、工業都市太田の存在も大きいんでしょうね。東京から行くには直接アクセスする高速は無いしJRも無いし東武で行くことになるんだろうな。
ミシュランも太田に本社を移転するというニュースもあって、自動車産業との蜜月はこれからも続くんでしょう。電動化の流れでどうなるかわからないけど、近くの大泉には旧三洋電機今のパナソニックもあるしなかなかきな臭いエリアです。
あの辺を走ると工場が本当に多いんですよね。北関東内陸工業地帯です。その外港として整備されたのが常陸那珂港でそこまでのアクセスルートが北関東道という計画なんでしょう。
- 帰途
里帰りも終えて高速に乗ろうかと思ったけどもったいないし距離的に遠回りになるのでやめて下道で帰途につきます。
日が落ちた後、いつものように抜け道に入ろうとしたら通行止めになってて慌るというハプニングはありましたが、コンビニとか道の駅で休み休み、小腹がすいたらなんか食うという欲望に正直な行動をしつつ自宅に帰りつきました。
そうそう、その前に、翌日になると面倒になるかもしれないので、夜なのにセルフ洗車機に突っ込みましたw
雪道走ると汚れるっていうのがありますが、それよりも下回りだけは水で洗い流しておきたかった。下回り洗浄だけっていうメニューはセルフ洗車機には無いのでしょうがなく傷つくかもと思いながらも車体も洗いました。
考えてみればフォレスターの時はこんな配慮全然してなかったなぁと。それでも20年持ったっていうのは丈夫なんだなぁと思いました。
そんな感じで今シーズン最初のスキーを楽しみ、雪道、山道のドライブを楽しんできました。
コロナの動向がわからないですが、今シーズンは予定している泊りスキー以外にもあと1回か2回雪山に行きたいと思っております。