スバル XV 1.6i-L EyeSight 明神三国道志みち

スバル XV 1.6i-L EyeSight (GT3 E型) 実際に所有しての長期レビュー 全体目次

スバル XV 1.6i-L EyeSight 購入するまで、そして市街地、高速、峠道、1000Km走った感想(見出し)

 

お仕事終えたら一人焼肉

とある金曜日、仕事を終えて天気が崩れてなかったので慣らし運転第2弾を敢行することにしました。

前回750Km走ったので今回250Km以上走ればノルマ達成です。250Kmというと短く感じますが、都心から水戸とか宇都宮とか高崎とか甲府とか熱海とかを往復したんじゃ足りない距離。しかも慣らし運転という性質上高速だけじゃなくて一般道も走りたいのでそこそこ時間がかかることを想定しています。

 

 

仕事が終わったらすぐに出発して途中のサービスエリアでフードコート飯を晩飯にするつもりでしたが、そういえばと思い前日に検索。そうしたらサービスエリアも20時以降はテイクアウトしか営業しないと……。

前回ココイチで学んだことが役立ちました。

 

ちょっと考えて、最近行ってなかった安くてそれなりに満足できる一人焼肉屋で飯を食うところからドライブを始めました。
行ってみたらさすがは夕飯時、駐車場はあらかた埋まってました。

中に入ると一人用の席はまだまだ余裕がある状態。思ったよりも家族連れとかできている人が多かったです。
1000円以内で一見豪華に見える飯を済ませて食後に水を飲みながらナビをセット。スマホナビはこれができるのも一つのメリットです。車内でごちゃごちゃやるのってあんまり好きじゃない。

この季節はまだいいけど夏冬は空調入れたいからアイドリングをしながらやることになりますし、エコ信者じゃないけどなんかもったいないです。

 

自分へのご褒美的なプチ贅沢を楽しんだ

国道に出てまずは都心方面に向かいます。普段なら最低でも四ツ木までは行くんですが、今回は贅沢して外環松戸で高速に乗りました。まぁ新車だしね。少しは贅沢しようよ。

首都高が距離制になったんで、昼間の時間だったら時間が読めるところまでは下道で行くんだろうなと思います。具体的には環状線を走らなくて済むところでかね。4号⇒中央道なら外苑なんだけど3号⇒東名なら一瞬環状線は走るけど霞が関までは下で行って高速に乗るかも。下道は時間はかかるけれどおおよその時間は読めるのでストレスは感じません。トイレに行きたくなっても都心部ならかなりの数が頭に入っているから安心です。だてに30年くらい都心を走ってはいない。でも今回は贅沢させてもらいました。

外環松戸、市川北までは初回ドライブと同じルート。市川北から南下する先は初めて走る区間です。上を走る下道は走ったことがあるんだけれど高速部は初めて。半地下でよくわからない。

正常な判断力があれば京葉道路に入りますが、今回は外環をもっと走ってみたかったので高谷JCTまで使いました。贅沢だなぁ。これで外環で走ったことが無い区間は三郷南から松戸までだけになりましたが、その区間は意識的に乗らないとクリアできない区間です。自宅が起点、終点なら絶対通らない。

アイサイトツーリングアシスト(以下アイサイトTAと略)をONにした状態で走ってJCTでOFFにしました。速度を低くしてそのままっていうのもあると思うんだけどまだ怖かった。

湾岸に合流して市川千鳥町の料金所を通り夢の国から観覧車を横目で見ながら走行です。できたばっかりの頃はがらがらで飛ばし放題だった湾岸ですが今は交通量多いんですよね。アイサイトTAが活躍する場面ですね。

人によるでしょうがアイサイトTA使うと前よりも運転がおとなしくなった気がします。車線変更をする回数がずいぶん減りました。逆にブレーキとアクセルは強くなってます。前の車に追いつきそうなときはずいぶん前からアクセルを緩めて車間を調整するか、可能なら車線変更して抜きにかかってたんですが、アイサイトTAで車間を詰めていくペースは俺の感覚より速い。前の車が遅いのがわかっるけど追い抜く気が無いか右側車線が混んでいるから抜けないという局面では5Kmおきの速度設定ではなくて1Kmごとの速度設定を使ってもいいかもしれません。

葛西、辰巳、東雲、有明、大井と続けざまにJCTを通過。ちょっとトイレに行きたい気がするので大井PAで小休止です。首都高のPAにしては車を止めやすいほうだけどやっぱり狭い。車庫入れの練習にもなります。

 

最近のトイレは高機能すぎる

大井PAを出るとさらに湾岸を南下します。東海、浮島とJCTをすぎて、大黒で分岐。今度はPAには入らず大黒線で生麦方面へ。このルートを通るのも数回目なんだよな。車線切りがわからないのでおっかなびっくりです。生麦JCTを直進して横浜北線に入ります。ここは確か2回目。いや、初めてかなぁ。イマイチ覚えがない。第三京浜への分岐を過ぎて北西線に入ります。ここは初めてです。たぶん。アイサイトTAを使ってるっていうのもあるけど、なんか走りづらい道だなぁと思いました。それはそれで面白いんだけれど、次は自分がハンドルとアクセルを操作して走りたいな。

 

横浜青葉でようやく東名に乗ります。

東名でもアイサイトTAをONにしたままにしましたが、やっぱりちょっと怖い。慣れの問題なんだろうけれど現時点では渋滞とがらがらの間の、首都圏を走ると遭遇することが多い交通量だとなんか不便と不安を感じますね。もちろんそう思うのは俺だけかもしれません。人によってはどれも全然平気かもしれないし、渋滞している時が怖いとか、逆にがらがらの時が怖いとか感じる人もいるかもしれません。

 

当初予定では晩飯を食おうと思っていた海老名SAには予定通り入ります。入らなくてもいいんだけれどせっかく東名に乗ったしね。大昔にこっちの方の現場で仕事があって、休日出勤せざるを得なくてやってられなくて海老名で休憩したなぁ。それだけで仕事に行く憂鬱な気分からドライブ気分に少しだけ気持ちを持ち上げることができました。
そんな遠い現場にアサインするなよというのがそもそもですけどw。

さっき行ったばっかりなので別に行きたくもなかったんだけれどなんとなく保険でトイレに行っておきます。すると、個室に妙な案内が。特に用事はなかったんだけれどがらがらだったんで個室に入ります。なんじゃこりゃ。ウォシュレットの操作がタブレットになってる。そんで「疲労度測定」なんてもんがある。

うーん、ぽちっとなと。
まず自分の感覚を推してと、へー便座で脈拍とか測るのか、今どきはこんなものまであるんだ。おもしれー。
結果は「やや疲れてます」でした。自分で入力したのと同じだったからちゃんと測定しているのかわかんなかった。

海老名SAは事前情報通りフードコートはやって無くて持ち帰りだけ。そういえばここ吉野家があったんだね。吉野家でもよかったけどちょっとだけ行列してました。昼の有楽町かよ!(そんなには殺伐とはしていない)

 

東名左ルート

海老名を出発してそのまま東名を走ります。一瞬海老名南まで行って第二東名をちょろっと走って、とも思ったんですが、さすがに無駄だと思い自重しました。
秦野中井から大井松田を過ぎると左右にルートが分かれます。俺は右ルート派です。鮎沢入ることも無いし左の方がトラックが少し多いような印象があって一般車が邪魔するのはなぁと。

今回はあえて左ルートを選択しました。
失敗だった……。

やっぱりトラックが多いんですよ。一般車で行って囲まれるとちょっとだけ怖いんですよね。そして何が失敗だったかというと、前を走ってるトラックが遅かったんで追い抜きをかけたら後ろからものすごく速いトラックがやってきた。

わざと煽られる趣味はないのでそういう時は加速するんですが、アイサイトTAのスイッチ操作でなんとかしようとしてイマイチイメージ通りではなく、しょうがないからアクセルを踏んだら慣らし運転の制限にしてた4000を軽く超えて5000まで回っちゃった。

ま、しょうがないよな。交通の流れを阻害するよりはましだ。それにもうすぐ1000Kmに到達するし。1000Km過ぎたら機会を見てカツを何度か入れるつもりだし。
せっかくめったに通らない左ルートを通ったので鮎沢で一休み。
一般車の枠より大型車の枠の方が混んでるのは東名らしいなぁと思いました。

 

ナビをつけなかったけどナビに頼るのはこういう局面!

明神三国に行くにあたり御殿場で降りると思っていたら今は足柄SAにスマートICがあるんですね。SA、PAに併設のスマートICを出るのは初めてです。入ったことはあるんですよね。連休に東北旅行に行ったとき、渋滞除けで松川PAから入ったことがあります。
足柄SICを出るとそこはもうどこだかよくわからないところw

しばらくの間ナビに頼りっきりです。通行量極少の幹線道路ではなさそうな道を走って国道246に向かいます。

鮎沢で休んだばかりだけど山登りの前にもう一度道を確認をしたいんで道の駅ふじおやまで休むことにしてました。そこまでナビ任せで案内させたんですがまぁ夜で道の駅の入り口がよくわからん。施設は国道沿いだけど曲がってから入るようになってるんだぁと。こういう細かいところはナビでもいまいちわからんよね。大画面ナビならわかるもんなのかね?

まぁでも、ビルトインのナビをつけなかった理由の一つは地図の更新なんですよね。前にちゃんとしたナビを付けてた時も2年に1回1万円くらいだして地図更新してました。新しくできた道やインター、休憩、観光施設って結局ナビには出てこないってことを痛感したんで地図更新が比較的頻繁で無料のスマホナビの方が俺にとってはあってるなぁと思っています。そのうち有料にするんじゃないかと戦々恐々としておりますが。

 

ついに来た。この時が来た!

道の駅でルート確認を念入りにやります。しばらく山の中に入るので身支度も整えて飲み物も補充して……。いよいよ本日のメインステージに挑みます。

国道246を曲がってまずはFISCOに向かいます。ここ走るのもものすごく久しぶり、25年くらいは走ってないよなぁなどと思いつつ、とある装備たちに感心します。

一つは、ステアリングに連動してヘッドライトの照らす方向が変わる装備です。
正直、俺にとってはギミックになっちゃうんじゃないかと思ったんですが、初見の山道を夜走るにはめっちゃ便利。こういうのって実際所有していろいろな局面で使ってみないとわからないですね。せめてディーラーでの試乗じゃなくてレンタカー借りて2日くらい遠出するくらいのことをしないとわからないでしょうね。現実問題として車を買う前にそこまでやる人はめったにいないと思いますし俺もそこまではしませんでしたが、買ってからグダグダいうつもりならやっておいた方がいいでしょう。

もう一つ、ハイビームにしておいた状態で対向車が来たりすると勝手に光軸をずらすというか遮蔽するというかっていう事してくれるんですね。運転中はあんまり気にならなかったんですがドラレコの画像を見たらなんじゃこりゃと。後で説明書を読んで理解しました。片方だけハイビーム片方はロービームみたいな器用なことになってて面白いですね。次に山道行くときは試してみたいのですが、自分自身が対向車になれるわけではないので本当にまぶしくないのか不安ではあります。

山道でハイビームが目に入るとけっこうやばいからねぇ。大丈夫なら人がやるよりは反応に間違いはないのでいい装備なのかも。
走り屋さんたち来てるかもしれないなぁとおっかなびっくり峠道に入りましたが後ろから車がすっ飛んでくることも無く、慣れない車でゆっくりとしたペースで登っていきました。

 

そして、そしてついに、その時がやってきました!

 

1.6リットルNAじゃやっぱ足りない!パワー不足だ!せめてターボ、ターボが欲しい!やっぱり生涯を終える前に、ガソリン車が売っている間に、ターボ付きの車を買いたい!

 

当初予定ではこの感想は長距離ドライブでの日立南太田ICを過ぎた坂道で書くつもりでした。しかし全然問題なく登ってしまい拍子抜けしていました。素人の先入観なんてその程度なんですよ。

しかし、本格的な長さがある勾配がきつい峠道に挑んでみて、ようやく、ようやくパワー不足を実感する局面がやってきました。
ただね、実はこれもまだ眉唾物。

なぜかというとエンジン回してないからです。
上限を越えちゃったとは言っても慣らし運転4000回転は極力守るようにしているのでもっと高い回転数を使えばすいすい登って行ったのかもしれません。。だいたいマニュアルモードではなくドライブモードで登ってたからね。やる気なし。そのやる気のなさが正しく車に伝わって、たらたら登って行っただけなんじゃないかと……
まぁ2リットルターボではエンジン全然回さずに登ってっても苦になる坂って経験しなかったからそりゃ当然パワーはないって感想にはなりますよね。
登り坂でイメージ通り加速しないんでしかたなくストレートとコーナーを同じ速度で走る走法で山道をクリアしていきます。

 

NAエンジンだから回した方が気持ちいいのはわかってるけど今は我慢。帰ってからネットで調べたらFB型エンジンはタイミングチェーンなんですね。回してもタイミングベルトが切れる恐怖が無いのはありがたい。

 

ところで、世の中には2種類の人がいます。タイミングベルトを切ったことがある人と、ない人。俺は前者です。三菱4G6型エンジンに乗っていた人はわりとやってるらしいです。あの恐怖は一生忘れない。EJ20タイミングベルトだったけど、めったに高回転を使わなかったので切れることはありませんでした。高回転まで回さなかった理由の一つに心のどこかで「タイミングベルトが」っていうのがあったのかもしれません。そういうトラウマを負うほど強烈な経験でした。場所が悪かった。首都高。路肩無し。日時が悪かった。1月1日。夜。ほんと、俺って持ってるなぁ(悪い意味で)。唯一幸運だったのは、JAFに引っ張ってもらって車を突っ込んだ三菱のディーラーが偶然代々木公園駅から近くて電車で家まで帰れたことです。ほぼ終電だったからもし違うディーラーだったらタクシー代なりホテル代なりまで出費だったよ。

ところでタイミングベルトを使うかタイミングチェーンを使うか、メーカーの判断はどこにあるんでしょうね?ハイパワーだからそれに耐えるチェーンを使うというわけではないし、コストはどっちが高いんだろうなぁ。イメージとしてはチェーンの方が高いと思うんだけど、だったら、高性能のEJ20はチェーンで普及帯のFB16はベルトだと思うんだけど、FB16はフラッグシップのレヴォーグも積んでたから関係ないか。

ネットをあさってみてもよくわからないですね。メーカーさんもあまり語りたがらないような何かがあるのか、タイミングベルト、チェーンに関心を持つ人なんてほとんどいないのか。
くどいけど、一度切ってみなって。興味持つようになるからさ。

 

また横道にそれました。ドライブの話に戻ります。

 

頂点を越えるとふもとの明かりが見えます。たぶん平野の明かりなんでしょう。それほど大きい集落ではないけれどきれいです。余韻に浸りながらわざわざわき道に入るようなこともせずに素直にナビに従って右折、そしてすぐに右折。相変わらずオートマ車での右左折は苦手…。
そしてついに道志みちに侵入します。

 

昭和も令和もやること一緒

最近、新興メーカーや新興国に従前の自動車メーカー、自動車生産国は駆逐されるという論調が目に付くような気がします。
俺は、すぐにはそうなるとは言えないと思っています。
日本もすべてのメーカーが新興メーカーだったことがあるし、自動車生産国としても新興国だった時期ももちろんあります。今までもそういうメーカー、そういう国はたくさんあったんじゃないかと思います。その中で日本がなぜ生き残って来られたのか。理由は単純ではなくそれなりのボリュームの国内市場があったっていうのが一番大きいんだろうけれど、もう一つ、自動車産業にとってはちょうどいいタイミングで「バブル経済」が勃興したというのもあったんじゃないかと思っています。
素人が、って言ったら他の人に失礼だな、俺が、車のスペックを見るときって、どうしてもパワーとか大きさに目が行っちゃうじゃないですか。
車関係の仕事をしている人に言わせると、それもたしかにあるけれどもっと難しくて面白いものがあると。

 

それは車体。シャーシー。

 

車体は奥が深い、ちょっとしたセッティング変更で別物になる、もちろん基本性能を上げるにしても、どこをどういうバランスで上げていくかというのに正解はない、そういう話を聞いたことがあるんですね。
それを聞いたときには「ふーん」としか思いませんでした。
しかし、XVに乗ってみて、「ああ、なるほど、そういうことなのか」と初めて合点がいきましたね。

この車、車体がすごいんですよね。うまく表現できないけど。なんというかですねぇ、まずすごく固い箱に乗ってる感がすごくて、その箱が自分の意図通りのラインをトレースしていく感覚がこれまたすごい。フォレスターもよかったんだけど20年の積み重ねを感じさせるすごさです。

これ、XVだけを誉めてるととらえられるとちょっと違いますからね。そういうことではないんですよ。XVという、いわば普及価格帯の自家用車でこれだけすごいことになってるっていう事が言いたい。

俺は評論家でもないし仕事として車に乗っているわけではないので、長い時間、それもできるだけ厳しいコンディションの道を乗ってみないとそういうのはわからないんです。だからXVがすごいってことはわかるけど、この車を買う時に試乗した他の車がすごくないってことにはなりません。おそらく同じメーカーの上位車種であるレヴォーグや兄弟車であるインプレッサはたぶんすごいんだろうなと想像できる程度です。

フォレスターはちょっと正確違いそうなのでわからない。

友だちとの酒の席でもたまに話したりするんですが、日本のメーカーがこうなったのは日産の901運動っていうのが一つのきっかけにはなってるんじゃないかと俺も思ってます。そして、その運動を可能にしたのが、そう、「バブル経済」です。
いけいけどんどん、じゃんじゃん金使っていい、そういう事が可能だった時期が日本にもありました(遠い目)。
その頃に金を消費するだけじゃなくて技術開発も進めたから、世界的に見たら弱小メーカーであるはずのスバルでもこういう車が作れちゃうってことなんじゃないかと思います。

 

話を戻すと、明神三国から道志みちに入って、XVの安定感を更に感じました。適度なRで適度な勾配、なんとなく覚えてる道筋、そういうところを走ってみて「なにこれ、すごい車じゃん」と改めて感じた次第です。

たぶん型式が同じで車高が違うだけと言ってもいいインプレッサとXVでもそうとう味付け変えてるんだろうなと想像してます。下手したら同じXVでも1.6と2リットルeboxerでは全然別ものかもしれない。電池詰むと重量配分ずいぶん変わるだろうからね。今回は一人で行ったけれど4乗5乗で山道を走ったら重量配分が変わってまた挙動が変わるかもしれない。シャーシーってそういうもんらしい。エンジン詰め替えれば速くなるってもんじゃないらしいんですよね。それがエンジンではなくモーターになっても同じ。モーターを使う車だとスペースや重量配分で別のノウハウが必要になるとは思いますが、もともとエンジンという重い部品を積んでいた旧来の自動車メーカーの方に何のかんの言ってもアドバンテージはあると思います。

自動運転技術などソフトウエアでカバーできる制御技術では莫大な金を突っ込む新興メーカー、新興国に追い越されるということがすぐに起こると思いますが、シャーシー性能は少なくとも数年は追い越されないんじゃないかと俺は思ってます。日本がある程度勝負できるところまで行くのに何十年もかかった実績があります。そしてまだ追い付いてない部分も多々あるらしい。らしいです。そんな高い車乗れないですからw。
もしかしたら特に欧州の高級輸入車って昔からXVみたいな乗り味だったのかもしれない。メーカーごとに不得意なところがあって、高級車のくせに窓がいきなり落ちるとかいうマイナートラブルもあるらしく、高い割には細かい部分は雑なんだなぁとは思うけれど、基本性能というところでははるかに上を行ってたっていうのはこういうところなんじゃないぁなぁと想像しました。
ええ、くどいですが想像です。輸入高級車でこういう山道走ることなんて俺にはありえませんから。

 

そんなことを書いてますが決してぶっ飛ばしてるわけじゃありません。
バックミラーにヘッドライトが映り、だんだん近づいてきて、それが軽トラであることが分かった瞬間「あっ、かなわない」、ちょっと広いところでハザードを出した待つ程度のスピードです。

こういう道では地元の軽トラ最強ですよね。まじで。あの速さは異常。

一時期毎年行ってたキャンプ場の入り口や無くなっちゃった本デイリーを通り過ぎて道の駅に向かいます。そういえば前の前のフォレスターはここに来ようとしたところで全損になったんだよなぁと懐かしく思い出しました。結局友だちの車で来ることは来たけれど、同じテントに寝た人に聞くと一晩中うなされてたらしいw

 

思い出に浸ってる間もなく道の駅に到着。意外と駐車場が混んでる。集っているのは30年くらい前の自分たちみたいな若者。
なんかさぁ、最近の若いもんはみたいな話をするけれど、案外若者たちってやってること変わってないんだよな。もちろん当時は道の駅もなく偽デイリーもなく集合したのは本デイリーでした。迷惑なやつらだったなぁ。「最近の若いもんは」と白い目でみられてもしょうがなかったなぁ。
そんなかつての自分たちを思い出しながら、集ってる車やバイクを見て生暖かい目で見てしまうくらいには年老いたんだなと改めて実感しました。

 

道の駅を出発しようと道志みちに入るところで後ろにも車がいました。いい感じの車だったのですぐに避けてあげたらいい音をさせて飛んでいきました。
極めてまれにやる気がなくて道を譲ったのに、向こうも練習中か慣らし中で途中で追いついてしまうということがありますが今回はこんな心配はなかったです。よかった。

 

S湖への道

そんな道志みちに集ってた若いころ、仲間たちとどっか遊びに行こうぜって企画が立ち上がることがよくありました。
ある時、よーしここにいこう!告知だ!当時はネットはなかったんでサークルノートみたいなところに告知文を書きます。
毎回書く人が趣向を凝らして滑ったりするわけなんですが、ある時の告知で俺はこう書いた。

「目的地:S湖Pランド」

なんかわからないけどそれがうけて、それ以来仲間内では相模湖ピクニックランドのことはS湖Pランドと呼称するのが当たり前になりました。
別に新しい発想じゃなくて、江戸川乱歩の系譜を継ぐ小説では地名をI県とかぼやかす表現がよくつかわれているんでそれをぱくっただけなんです。

若いころの旅は大渋滞に巻き込まれた挙句に着いたときには凹んでる車があるとかなかなかハードな旅でした。目的地で何をしたかは全く覚えてないけれど目的地までの渋滞を回避するために、ものすごくマニアックな道を走ったことだけはよく覚えてます。

他にも、巨大迷路に行こうとしたらそこまでの道が超巨大迷路って落ちでたどり着けなかったこともあったなぁ。若かったなぁ。


道志みちを初めて走った時はまだダートも残ってましたが、今はトンネルができてたりして立派になりました。

道志みちをそのまま津久井まで降りていくと東京に戻るのはちょっとめんどくさい。小仏トンネルは渋滞するけれど相模湖から乗る分にはそれほど渋滞の距離は長くない。
ということで、道志みちを走るときは大概青根で曲がって相模湖インターに抜ける道を走ります。

相模湖に抜ける道は当時から舗装されていた記憶はありますが道は狭くてコーナーはきつく、厳しい道だったと体が記憶しています。
そしてその記憶はあってました。
どう考えても新車で夜走る道じゃないよねw。対向車くるとびびるし。でも、楽しいよなぁ。

河岸段丘の上から下に降りて行ってダムの天端を渡ってひたすらワインディングワインディングワインディング。さすがにマニュアルモードを多用して走りました。パドルシフトを操作するとシフトノブを動かさなくても一時的にマニュアルモードになるんですよね。これは確かに便利。頻繁に使うとパドルシフトのクリック感はもう少しあってもいいなぁってやっぱり思ってしまいますね。これは好みの問題でしょう。マニュアルから乗り換えた人でももっと軽くてもいいと思う人がいるかもしれません。

個人的な話をもう一つ、どうしても手がシフトノブのところに行ってしまう。こればっかりはもっと時間が経たないと直らないだろうな。もしかすると俺にはパドルシフトは向いてなかったのかもしれません。フロアで+-の方がよかったかも。
さらに言うと、やっぱり左足が寂しいw。

 

この道を初めて走ったころはまだナビなんてなかったから道を間違えたなぁなんて思っていたらナビがあるのに道を間違えました。
ナビに逆らうつもりが従ってしまって……。
本当は相模湖インター20メートル手前に出るつもりがかなり前に出ちゃいました。
甲州街道は幅が広いけれどやっぱりワインディングなんで楽しい道だったんでこれはこれで良しとしましょう。

これでこの日のワインディング走行は終了。オドメーターも1000を越えて慣らし運転も終了。あとは高速道路で帰途につきます。

 

最凶のワインディングロード

中央高速に乗りました。やばい。高速道路が休憩ポイントみたいになってる。アイサイトTAまじやばい。
トラックについて走るのが一番楽、なにもしなくていい。当たり前のように相模湖から小仏へのカーブが多い道を難なくクリアしていきます。
とはいえ、今日はのんびりドライブなので石川でも休みます。これが最後の休憩かも。
夜中のSAPAって何となく風情があって好きですしね。
中央道でアイサイトTAでチェックしたかったことがもう一つあります。三鷹料金所をちゃんとトレースできるかです。あそこは上りの料金所を撤去してうにって曲げてるんで高速道路としてはありえないRなんですよね。
何の問題もなくクリア。やっぱりね。そうなると思った。


高井戸を過ぎると路側帯が無くなって首都高です。さすがに怖いな。慣れるためにアイサイトTAはONにして走りますがおっかない。
おっかないついでに書いておきますと、ここまで俺はアイサイトTAを絶賛していますが、そもそもがアイサイトとかクルーズコントロールとかに何も期待をしていなくて、ついていても使わないだろうなと思っていた人が絶賛しているということでご理解ください。

他のメーカーの同等機能と比べてとびぬけてすごいとかそういう事を言ってるわけじゃない。
もともと自動運転に近い運転支援を期待している人からすれば全然物足りないものかもしれません。俺はそういう装備がついててもどうせ言われてるほどの機能はないんだろう?という先入観を持った状況で使ってみて感動しています。そこはお間違えの無いようお願いしますね。

 

話を戻しましょう。新宿の急カーブで予想通り車線ロスト。通った時はたまたま片側工事規制をしていたので余計に条件が悪かった。合流車も来るから怖いし。
ということは当然のように代々木でもロストです。ワインディングは終わったはずなんだけど首都高ってワインディングだよね。最凶レベルの。コーナー勾配きついうえに流れが速いからマジ怖い。こういう時車速設定をどうするかって慣れだなぁと思います。イメージより速い速度で突っ込んでいって怖い思いをしたところもありました。
恐ろしいことにXVは俺の感覚よりも安定性がはるかに高く、何の問題もなく曲がっていきます。

赤坂のコーナーでも当然車線ロストをして千代田トンネルに入って三宅坂JCT。首都高で環状線(C1)がからむ合流をするときは初心者の頃からずっと緊張しっぱなしです。怖いよねぇ。うん。さすがに環状線に入る前にアイサイトTAはOFFにしました。恐怖感の方が強かったです。

夜も更けてきているので都心環状線をわざと遠回りするような遊びもせずに竹橋JCT、神田橋JCTと過ぎて江戸橋JCTです。江戸橋の坂は案外きつくて初心者の時ここで渋滞にはまって何度もエンストしたほのぼのとした思い出があります。当時は必死でしたよ。ええ。

そのまま箱崎を直進して両国JCTから隅田川沿いの向島線に入ります。
確かここで最近車が下に落ちた事故があったよなぁ。壁、低いもんな。いい感じのカーブだし。やっぱり首都高って最凶におっかない道だなぁ。
アイサイトTAをONにして左側をわりととろとろ走ってましたが堤通を過ぎると右車線に入って邪魔にならないように少しだけ頑張ります。
堀切JCTで右に分岐する予定があるためです。
またアイサイトTAをOFFにします。
堀切で中央環状線(C2)に合流すると速攻左に車線変更。車の量が少ないとどおってことはない動きですけど車が多いと緊張するんだよね。
そしてそのまま高速を降ります。いつもの四ツ木です。

 

都心から松戸に帰るのに一番便利なのは四ツ木です。それ以外の出口だと東京から来るときはどう見ても遠回りになっちゃうんですよね。三郷南はもちろん八潮でも遠回り。湾岸経由の、松戸インターは論外。ルートによっては今まで千鳥町で降りることもあったのでそういう局面では松戸インターを使うかもしれないけれどそういう機会も減ったからなぁ。房総半島方面にドライブ行くときは使うかもしれないけれどあんまりいかないんだよね。この時みたいな夜だと一般道が快適に走れるから高速を走るメリットって信号が無いことくらいなんですよね。都心を抜けるメリットはあるけれどそれ以外のメリットはあんまりない。
松戸って高速道路での南や西や東への移動には不便なところです。それでも北は流山インターと外環ができてかなり便利になりました。

 

そしていつもの水戸街道

初見の人は苦労するかもしれない橋のたもとの信号3連発を過ぎると走りなれた国道6号線、水戸街道です。
狭いのにペースが速い道です。車線も狭いんでここではレーンキープを切っておいた方がいいかも。安全性をどうとらえるかという話なんですが、レーンキープ機能を使うと車線が狭いせいで余裕が無いような気がするんだよなぁ。走るときにどっちかによっておきたいんですけどレーンキープONにしておくと頑張って真ん中を走るような気がするんですよね。気のせいなのかなぁ。
深夜時間帯なんでさすがに空いていて渋滞の名所青戸八丁目も難なくクリアし金町陸橋へ向かいます。新宿拡幅もゆるゆると進んでいますね。走りやすくなるといいんですけどね。まぁ、金町陸橋ができたからね。あれは画期的でした。できる前の彼岸渋滞にはまった時のことは今でも鮮明に覚えてます。あれはひどかった。千葉を出るのにあんなに苦労するとは思わなかった。

陸橋を越えるとそのまま江戸川を渡りほとんど高速道路といってもいい松戸バイパス矢切区間(と俺が勝手に呼んでいるが実際にはネットに書くのに適さない別の表現をすることの方が多い)。今日は左側をゆっくりと走っていきます。右側をかっとんでく車もいつものようにたくさんいます。途中で信号が無い交差点を左折する車も多いので何があっても対応できるようにウインカーレバーに手を置いて準備をしておくのはもうすっかり癖になってます。

結構昔の話ですが金町から松戸隧道まで信号が無かったんですよね。快適でした。今は外環の信号で大概止められ、松戸警察署が移転してきたところの信号でも止められたりします。
渋滞の名所松戸隧道交差点。ここって事故れ!っていう交差点だよな。ようやく改良をするみたいですがここでは右車線にいるのは賭けですからねぇ。車が少ない時間帯はここまでは左キープして交差点を過ぎてトンネルに入るところでバスケのスクリーンプレイみたいに右に入るのが右折する予定がある地元の人の動きです。車が多い時間帯は俺の場合はもうちょっと左をキープです。

右折レーンを作る工事が進んでいます。劇的に改善する可能性はあるけれど、逆に地元の人たちの動きも変わって混乱する可能性もあります。何年か経てば落ち着くんでしょうか。普段は避けている交差点ですけど右折レーンができたらはまる覚悟で何度か通って経験値を積んでおいた方がいいかもしれません。

 

トンネルを出てすぐの下り坂の途中という厳しい条件の主要交差点、陣が前を過ぎて、すぐにまたもや主要交差点七畝割です。
ここで右折する車が多くて右車線をふさぐことも多いのでここまでは左を走ることが多いです。タイミングがよければここでスクリーン車線変更を敢行します。ギリギリ白点線なので法的には問題ないはず。

岩瀬に右折レーンが無い頃はまだ安心できませんでしたがこの先は北小金のあたりまでは主要交差点には右折レーンができたんじゃないかな?都心からほど近い一桁国道とは思えませんよね。若いころ甲州街道水戸街道は走りづらい道の双璧と言われてましたねぇ。仲間内だけだったんだろうか?
岩瀬に右折レーンができた後はその先は曲がる交差点までぼーっと右側を走っていればよくなったはずなのですが安心できるわけはなく。周囲の車の動きに気を配り俺は右手の指をずっとウインカーにかけてます。右折車がいる交差点が何か所かあります。左側に車線変更できるスペースをキープしつついつでも車線変更できるように準備しつつ当然前の車に追突も離されることもしないように注意しつつ……。地元なのに一番神経が磨り減るのはここかもしれない。
やっぱりウインカーのスイッチは少し奥過ぎるような気がします。もう少し手前がいいなぁ。パドルシフトとの干渉の兼ね合いがあるのはわかるんだけどねぇ。
すっごいくたびれてるときにそれがいやで左側を走ってたら今度は路上駐車にはまってしまったこともありました。一瞬の判断遅れで信号で車が途切れるまで詰んでしまいましたねぇ。

 

さいごのさいごにやらかした

いつもの交差点を右折して自宅に向かいます。ナビはね、違う交差点で曲がれっていうのよ。でも俺はそこいやだ。法的には右折できるんですが右折レーンが無いですからね。ちょっとの距離のためにリスクを負いたくない。ここじゃないけど、国道6号で信号のない交差点で右折しろとか言っちゃうナビを全面的に信用することは俺にはできませんね。
生活道路を走ってここを曲がればほぼ到着、というところで……

 

うわっ!何が起こった!?

壊れた!?まじか!あっちゃー……

やっちまったぁ……

 

くたびれてるのに緊張を保っていて、それがふっと緩むとき、人は思いもかけない行動に出ます。その行動の多くは体に染み込んでしまっている呼吸をするようにやっている行動。
狭い道に右折するとき当たり前のようにクラッチを深く踏み込むと、オートマのXVではそこにはブレーキペダルが……。ドラレコも衝撃を検知。後ろに車がいない夜中で良かったなぁ。
すっごく狭い要望なんですけど、オートマ車のブレーキペダルの左側はもう少し小さくして欲しいですね。それとも、マニュアルから乗り換えてブレーキがんしちゃうのって俺くらいなものなのかな。まぁ今どきマニュアルからオートマに乗り換えて苦労をするような人自体が極めてまれってことはわかってますけどね。

 

再度気を引き締めて荷物を下ろして車庫入れ。ふー入った……。
コンっ!
今度はドアを軽く壁にヒット。気が緩む瞬間は何度も訪れます。
100均で壁貼りクッションを買って車庫の壁に貼ったのはこの翌日のことです。

 

明神三国道志みちドライブ全体の感想

楽しかった。まる。

 

アクアラインを通って遠回りってのも考えたんですが比較的常識的なルートにしました。高速道路もただの移動にしたくなかったので北西線を走ったりC2じゃなくてC1を走ったりもしてみました。
でもハイライトは明神三国と道志みちと相模湖ICへの道ですね。ここは楽しかったなぁ。慣らしが終わったらまた来たいですね。深夜に。

 

さて、前のフォレスターのことを一言で表現するとこうなります。


「どこにでも行ける車」

 

ダートだろうが雪道だろうが、車の制約で行けないところはほとんどなくて、制約になるのは自分の技術だという車でした。

行ったことが無い厳しい道をやむを得ず走らなければならなくなっても「しょうがないなぁ、こんなこともあろうかと」とフォレスターを動かせばきっとなんとかなる。

車の問題で行けないところはほとんどない。

それでもどうにもならなければ、自分の技量の問題か、おとなしく軽トラかジムニーにしとけってことだろうとあきらめがつく。そんな車でした。

普通の人はそんな経験しないとおっしゃるかもしれませんが、俺は悪い意味で持ってるんで実際に一見どうにもならなさそうな道を走らざるを得ないという経験をしています。

雪が残る車一台がやっと通れる急坂を上って、何度も切り返しをしてようやく方向転換ができるスペースで車の向きを反転して、その急坂を下りていくというなんかのゲームかイベントみたいなことをやらざるを得なかったことがあります。
フォレスターは何の問題もなくクリアしてくれましたが、「これは無理だろう」という俺の心の方が問題でした。

 

そして、少し前に手に入れたXVのことを一言で表現するとこうなります。

 

「どこかに行きたくなる車」

 

まだ冬を経験していないし意図的にダートを走ったりもしてないのでどこにでも行けるかはわからないですが、義務感でこなした慣らし運転をようやく終わった今もどこかに行きたくなっています。

フォレスターでは日常的な買い物でも満足できていたけれどXVだともう少し遠くに行きたいなと思ってしまうということなんですかね。なんかうまく表現できない。
まだ手の内に納めていないから色々なところに行って試してみたいという意識が強いからかもしれません。フォレスターで走ったことがある道をこの車で走ったらどうなるのかとか、フォレスターでは行きたいと思ってたけど行かなかった道を走行距離を増やすためという意味の分からない理由を付けて行ってみようかとか。
その結果もしかしたらXVも「どこかに行きたくなる車でありどこにでも行ける車」に変わるかもしれません。

 

こう書くと、あたかもXVがフォレスターの上位互換になると予想しているように思えてしまいますが、それは絶対にないです。俺が買ったXVは前のフォレスターの上位互換には決してなりえない、それはわかってます。

ここまで読んでる人には理由は容易に想像がつくでしょう。
ターボチャージャーマニュアルトランスミッション
それが無い以上、「上位」にはなるかもしれませんが絶対に「互換」にはならないんです。あくまでも別物です。別物として、今のところすごく評価が高い、ということになります。

そしておそらくこのご時世だと今後フォレスターの上位互換の車に乗ることは無いでしょう。ターボチャージャー程度の贅沢はできるかもしれませんが、マニュアルトランスミッションまではかなり難しいんじゃないかなぁ。年を取るとちょっとしたミスで大事故っていう恐怖がつきまとってきますから、車をコントロールする安全装備をますますつけたくなります。

やっぱりどうしてもMT、ってことになったらマツダかな?マツダの四駆ってどうなんだろうな。興味はあります。デザインの方向が好みと違うんですよね。見るにはいいんだけれど買うとまではいかない。アスティナも大好きだったけど買わなかったもんな。マツダの車は美しいんですよね。ガレージに止めておくならマツダ。なんかもったいなくて変なところには行けないなと思っちゃうんですよ。変なところに行く人なのでw。レンタカーでデミオを借りた時すごく運転しやすかったしマツダの車も嫌いじゃないんですけどね。
スバルとマツダってそれぞれメーカー名の後ろに「地獄」ってつけられることがありますよね。そういう隙間なメーカーの車が好きな俺っていったい……w
あとは三菱にもシンパシーを感じてますからね。あのエンジン、よかったよなぁ。
マイナーメーカー好き。いかにもオタクらしい好みですね。

 トヨタ、ホンダ、日産で乗ったことがあるのは日産だけですからね。軽まで広げてもスズキダイハツにも乗ってない。

 

二十何年かぶりに自分の車としてテンロクNAを使ってみましたが、レッドまで回したわけじゃないけれどNAにはNAの良さがあるってことはもうすでによくわかりました。エンジンの回転を上げていくのがすごく気持ちいい。
でもやっぱり俺はターボチャージャーが好きなんだなぁと改めて思ってしまった次第です。

 

このドライブの数日後、夢を見ました。いい感じで運転して車を下りたらなぜか屋根だけがつぶれている夢。夢の中で周りには友だちがいて「あーあ、やっちゃったねぇ」とか「今の車ってしっかり生存空間が残ってるんだなぁ」とか言ってて、俺はのんきにいくらかかるかなぁとか保険の等級あがっちゃうのかなぁとか、どうしてそうなったかは考えずにのほほんとしてました。
めったにないタイプの事故だけど長い経験で友だちの車が実際にそうなったのを実際目にしたこともあるので妙に冷静だったんでしょうね。友だちもその時と比較して感想を言ってる感じでした。
夢の中の車はなぜかXVの色じゃなくてフォレスターの色だった……。前の車への惜別だったのかもしれません。

 

慣らし運転を終えての評価

おすすめ度:4
長距離慣らしの後と変わらず

デザイン :4
走行性能 :4
乗り心地 :4
積載性  :3
燃費   :4
価格   :5

 

満足している点

長距離慣らしの後同様アイサイトツーリングアシストすごい。剛性すごい。ハンドリングすごい。明神三国道志みちでハンドリングの評価はさらに上がった。こわいくらいすごい。

 

不満な点

ターボチャージャーがついてないw。マニュアルトランスミッションが恋しい。ウインカー/ライトのスイッチが奥過ぎる。ハドルシフト、ハザードボタンなど全般的にクリック感が足りない。ブレーキペダルが大きすぎる。

 

総評

ようやく買う前から想定していたパワー不足を味わうことができた。これは織り込み済み。高回転まで回すようになってこの評価がどう変わるのか楽しみでもある。

 

デザイン

★★★★☆

変わりなし。山道似合うね。

走行性能

★★★★★

4000回転までという制限がある領域ではパワー不足を感じる局面もある。

乗り心地

★★★★☆

段差に敏感だがコーナーでの安定感が抜群。

積載性

★★★☆☆

特に変わらず。

燃費

★★★★☆

ご近所買い物、遠出合わせてざっくり12Km/L。この燃費が標準かなと思っている。ご近所だけで10Km/L行くかがポイントだけれど難しいかと想定している。
それでも20年前のフォレスターに比べると段違いに燃費がよい。

価格

★★★★★

エンジンパワー関係ない局面だとおそらくもっと高価、高性能な車をぶち抜くことも余裕で可能な謎の性能。
乗り味は、もしかすると信者がいる欧州車ってこんな感じでもっとすごい車なのかもしれない。前の車と全然違うことが俺でもわかった。
日本以外のメーカーの車はたとえ高級車であっても日本のメーカーではありえないようなマイナートラブルが起きて、それを許容しないと乗れないという話もあるが、日本のメーカーではトヨタあたりに比べると雑と言われているスバルでもそこまでひどいのは聞いたことがない。
その最低限度の日本車品質に加えて、もし仮に欧州車的な乗り味の車だとしたら、アイサイトのことを計算に入れなくても爆安なんじゃないかと思う。
主戦場のアメリカではそういう欧州車のローエンドと価格帯がかぶっていて激しく競合しているため、この値段でないと勝負できないのかもしれない。

故障経験

故障じゃないけど帰ってからドラレコの映像をPCでみたら、高速道路の速度領域で、時々「ぎしぎし」というきしみ音が聞こえた。場所からするとアイサイトの部品あたりではないかと推測してる。
音のトラブルは難しいので良くならないかもしれないが1か月点検でディーラーには伝えるつもり。

事故経験

ドアを壁に……。あと、ドアの下側に擦り傷が……。おそらく道端の木の枝とかでやっちゃったんだろうと思うけど右側っていうのがね。左は注意してたけど右をやっちゃったか……。もしかしたら汚れかもしれないけどちょっと鬱。
ブレーキがんは事故にはならなかったが今後も気を付けなければならない。