スバル XV 1.6i-L EyeSight 納車を待ちながら基本的に引きこもった大型連休

スバル XV 1.6i-L EyeSight (GT3 E型) 実際に所有しての長期レビュー 全体目次

スバル XV 1.6i-L EyeSight 購入するまで、そして市街地、高速、峠道、1000Km走った感想(見出し)

 

さて、清水の舞台から飛び降りる決意で契約して資金計画を再度練り直しXVの納車を待つことになりました。

おそらく、無理を言えばゴールデンウイーク前納車にすることもできたんだろうと思います。でも俺は混んでる連休にドライブに行く趣味はないし、特に今年は不要不急の外出を控えるという空気感もあるので、急いでる人に道を譲るという意味も含めて連休明けの納車を希望するとディーラーに伝えました。
もう一つ、納車を遅らせた理由はフォレスターとの別れを惜しみたかったからです。

前の記事で納車まで1か月半と書きましたが、そういう事情があったので納車までざっくり2か月でした。ディーラーさんにも遅らせてくれというリクエストは珍しいと言われました。そりゃそうでしょう。

 

 

これまで3台の車を新車で買っててこれが4台目です。実は今まで俺って新しい車が来るまでの間わくわくしたことなかったんですよね。周りには「いつ納車だー」みたいに浮かれてる人もいたんだけど「ふーん」と思ってました。
しかし今回はわくわくしましたねぇ。

 

その理由は、もうしわけないけどXVが期待を膨らませる特別素晴らしい車だってことではなく……。日常的に使える車が手元にある状態で納車を待っていたからなんだろうなと思ってます。

家電製品も壊れてから買い替える派なんです。車も同じ。今まで壊れてから買い替えてた。壊れたってことは使えなくなったってこと。つまりスペックとかデザインとかじゃなくてなるべく早く手に入って予算の範囲内ってことを優先していた。1馬力1万円っていうのはそういう時にとってもわかりやすい指標でした。新しい車が来たら何をするかもだいたい決まってました。

それが今回はマニュアルトランスミッションEJ20ターボという素晴らしい組み合わせのまだ動いている車を手放すという感慨に浸りながら待つという状況でした。
前の車のすばらしさを感じながら、次の車への期待感も盛り上がるというなんとも贅沢な時間です。

もう一つ要因があります。今はネットに取説が落ちてます。車が来る前に取説を読んでおくことはできます。自分の生活スタイルと取説を見比べて、この機能はこの局面で使えそうだとか、この機能はあってもきっと使わないんだろうなぁと想像を膨らませることができました。そして、このことが後で重要な意味を持つとはこの時は思いもしませんでした……。

 

なるほどなぁ。新車買うとウキウキするんだぁと初めて知りましたね。

 

くどいけどその期待感の裏には前の車への申し訳なさっていうのもあるんだと思います。
もしまともなオーナーに当たっていればもう少しその実力を発揮してたんじゃないか、もうちょっときれいに乗ってくれたんじゃないか、事故らなかったんじゃないか、などなど、組み立ててくれた人部品を作ってくれた人流通してくれた人みんなに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
20年も乗れば十分って思われるかもしれないけれど、これ掘らないと無理!と思った積雪地や、これ前にも後ろにも進めないかも!と思った狭いダートや、うわ!これやば!と思った加速、そんなの20年乗って数回しか経験してないですから。
つまり、前の車の真価が発揮される場所にはほとんど行ってないです。近所に外食、近所に買い物、ときどきどうでもいいところでゴリってやったり……。運転下手くそなやつにこんな使い方をされるために作られたんじゃないよ!って思ってるんだろうなと。
そういう感情の振れ幅が新車の来る前の高揚感につながったんだろうなと自己分析してます。

 

幸い今年の冬は去年とは違い雪がたくさん振りました。スキー場もゴールデンウイーク後まで営業しているところもありました。
これ幸いと4月にフォレスターでの最後のスキードライブも楽しみました。
くたびれたけど楽しかったなぁ。

 

そんなこんなで自粛ムードの大型連休も明けて納車の日がやってきました。
ディーラーへの道すがらEJ20との最後のドライブを楽しんで永遠にお別れをしました。

 

次の記事からが本編です。