スバル XV 1.6i-L EyeSight 5か月過ごした現在地 残された時間をハンドリングモンスターとどう過ごすか ※動画連動記事
・スバル XV 1.6i-L EyeSight (GT3 E型) 実際に所有しての長期レビュー 全体目次
・スバル XV 1.6i-L EyeSight 1か月点検(1000Km)から6か月点検(目標3000Km)まで(見出し)
いわゆる天邪鬼的な性格です。
「こうするといい」というのを見ると逆を行きたくなります。
ブログでもそうでしたが動画でも同じで、何を読んでも「カテゴリーを決める」というのを出発点するという記載ばかりです。
なので、俺はカテゴリーを決めずにやります。
商売ではなく趣味だからできます。
そして、いろいろな実験もできます。
この記事ではブログの内容と動画の趣旨は同じでサブタイトルだけが全く違うという試みをしています。
数少ないブログ読者はおそらく濃いものを求めていて、動画を見る人はとりあえず興味をひかれたものを流し見しているという仮説の上でこういうことをしてみました。
自分がそうなので他の人もそうだろうという類推です。
どうも他の人と感覚がずれてるみたいなんで大体外れちゃうんですけどねぇ……。外れるにしてもやってみないとわからないというのは大学時代に叩き込まれたことです。
ちなみにド文系ですけど理系みたいなことをしてました。
さて、XVを手に入れてはや5か月が経ちました。
走行距離は今日のお買い物前でちょうど2,900Kmまできました。
一度ドライブに行けば3,000Km行きますけど半年点検までにドライブに行く予定はありません。
まだ5か月なのにもう次の車のことを考えています。
やっぱりどうしてもオートマの感覚には馴染めない……。高速道路や山道じゃなくて、日々のお買い物でストレスを感じる……。
年を取ると新しいものを吸収する力が落ちてしまいます。まさにその状態で、30年以上体にしみ込んだマニュアル車の操作と動きっていうのが邪魔をして、オートマ車には違和感を覚えてしまいます。
別の機会にもまた書こうと思っていますが、CVT特有のラバーバンドフィールっていうのは全然感じなくてですね、もしかしてこれのことかなぁ、っていうのはあるんだけど、もしそれだとしたら、俺にとっては嫌なものではなくむしろ好ましいものだったりしてます。
CVT特有のフィーリングということなので、理屈で考えてみるとエンジン回転数が上がらずに変速機の動きで速度だけが上がっていくという状況を指して「ラバーバンドフィール」と言うんでしょうけど、俺が気に入らないのはそこではなくて、エンジン回転数は上がっているのに速度が上がらない領域です。
無段変速機=CVTという言われ方をしますけど、変速範囲は狭くてもトルコンも無段変速機の一種ですよね。入力のエンジン回転数より出力の回転数の方が落ちる代わりにトルクが増幅されると理解しています。
俺にとっては、CVT領域での無段変速は気にならないけれど、トルコン領域の無段変速はとっても気になる、そういうことです。
なので、レトロニムのステップATというやつでもこの不満は解決することはないはずです。
5か月乗ってみて燃費も落ち着いてきました。
聞いて驚け!
ざっくり5Km/lだ!www
そりゃそうだよね。家からスーパーとか飯を食うところとかマツキヨとか1Kmとか2Kmとかのところしか行ってないのに、まだしっかりアイドリングして水温上げてから動いてるんだもん。
一時期マニュアルモード(Mレンジ)で常時運転してましたけど、4速に入る機会はめったにありませんでしたからね。
動画で撮影したタイミングでは筑波山に走りに行ったりしているので9.5Kmという数字になっています。高速を使わない中距離ドライブを1本入れただけでもずいぶん伸びます。高速を使えばもっと伸びます。
でも、俺にとっての実用燃費は5Km/lです。これでも前のフォレスターよりはいいと思うので、前のフォレスターは3Km/lとかだったかもしれないw
さて、ブログの方のサブタイトルにしたことについて最後に触れましょう。
5か月間付き合ってみて、もし仮にこの状態でこの商品を世の中に送り出す立場だとしたらどういうキャッチフレーズをつけるか考えてみたんです。
そこで思いついたのがこの言葉。
ハンドリングモンスター
俺ね、これまでスポーツカーってやつに長い距離乗ったことはないです。なので、なので「ぼくのそうぞうするすぽーつかー」ってやつなんですけど、このXVって車は「ライトウエイトスポーツ」みたいな車です。
重いのに体感では軽いんですよ。軽い。サクサク曲がっていく。きびきび走る。
正直ね、見た目とかスペックとかでは全く想像できない動きをします。
なので、モンスター。
「羊の皮をかぶった狼」ならぬ
「小象の皮をかぶったムササビ」
くらいな感じでしょうか。
ベースになってるインプレッサがこの感触だったら驚かなかったんですけど、曲がりなりにも車高を上げてSUV化したXVにこのハンドリングを与えるっていうのは変態の仕事ですね。
スバルさん、変態です(誉め言葉)。
なんかねぇ、レビューとかインプレッションとかメーカーの宣伝サイトとかを見てもこの変態的ハンドリングには言及されてなくて不思議でしょうがないんですよ。
だからね、もしかすると俺が新しい車に乗っていなかった20年くらいの間にどのメーカーのどの車も進化してこの程度のハンドリングは当たり前なのかもしれないけど、これは俺の絶対評価でXVのハンドリングは変態。この見てくれでこの動きはおかしいって!
一つ可能性として想像しているのは、XVが変態的っていう話ではなく、「SUBARU Global Platform(SGP)」っていうのが変態で、そこにどういう味付けをしても変態になるというパターンです。
変態はどう矯正しても変態になるという簡単な話ですね。
機会があったら悔しいことに友だちが俺より後に買ったというレヴォーグも運転させてもらいたいなと思ってます。山道でね。無理かなぁ。交換して運転するっていう条件なら運転させてもらえるかな?
ついでにR34 NA MTも参加してもらって……大掛かりになりそうだ。
初めての長距離ドライブでハンドリングに驚いて、それは車の違いによる驚きだったのかなぁと思いつつ5か月経ちましたが、相変わらず山道を運転していると「ハンドリングすげー!」って思っちゃうのでこれはもう俺の中では動かしがたい事実になっています。
この車と過ごす時間は今まで新車で買って乗った車の中で一番短いものになる可能性がとても高いですが、その短い残された時間をXVというハンドリングモンスターといかに過ごすか……
楽しみです。