「スピード」と「スピード感」は全然違うということがよくわかる動画
個人の感想ですってやつではありますが、とても珍しく動画へのリンクを張り付けてみます。
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常磐快速線は少なくとも東京エリアでは最もスピードを出す通勤路線だと思いますね。隣にできたつくばエクスプレスの方が一時的に速かったけれど、すぐに飽和状態になって朝ラッシュ夕ラッシュでは快速を走らせなくなったから。
評定速度が遅いのは北千住以南が遅いからで、北千住から柏までは圧倒的に速い路線だと思います。
その路線をかつては爆音を響かせて103系という本来高速走行には向かない電車が走ってました。
その時の加速感スピード感はすごかったんですよね。怖いくらいというか怖かった。
現在走っているE231系は軽くて性能もよくて加速とスピードは当然103系より上なんですけど、加速感スピード感は103系の方が上でした。
E231系の方が性能が上だなっていうのがよくわかるのは、2つ目の動画冒頭と3つ目の動画中ほどの、松戸駅を発車してから緩行線北松戸駅付近に到達するところまでです。
3つ目の動画は中線で特別快速を待避する列車です。中線からの発車だと、本線に合流するところで45Km/h制限があります。列車の一番後ろが通過するまではこの制限速度内なんで、仮にギリギリのところとしても15両編成だと300mも45Km/hで走らなければならないということになります。
動画を見た感じだと旧水戸街道がたぶん昔は踏切だったあたりまで徐行しているんで400mくらいといったところでしょうか。
それを踏まえて。
常磐快速に乗って一番「すげぇなぁ」と思ったところはここなんですよ。松戸から先柏に行く頻度は低かったけど乗るたびに感心してた。
松戸から北松戸は1駅と言っても都内と違って2Km以上あるんです。歩くとだいたい30分かかるんです。酔っぱらって松戸行の終電しか無くてふらふら歩くともっとかかるんです。その区間を103系の快速は丸々使って加速していく。北松戸の駅で待ってると下りの快速がまだ加速しているというのが日常的にみられてました。
3つ目の動画もほぼ同じところで加速終了していますが、最初徐行をしているのでE231は103より性能としてはずいぶん上なんだなぁということがよくわかります。
なのに感覚としては103系の方が速かった。
人間の感覚なんてあてにならないものだなぁとつくづく思います。