日本の「村」は絶滅するのか?

ふと思ったんですが、平成の大合併で巨大な市や町が増えて、村がずいぶん減りました。

思い付きでちょっと調べてみました。とは言っても他の方の成果を拝借しただけですがが……

 

拝借した元データ

uub.jp

 

 

都道府県単位で村が絶滅した都道府県

・北海道東北:なし

・関東(1):栃木県

・中部(3):石川県・福井県静岡県

・近畿(3):三重県滋賀県兵庫県

・中国四国(4):広島県山口県香川県愛媛県

・九州沖縄(2):佐賀県長崎県

47都道府県のうち13県で村は存在していません。

本当の意味での「村人」は今の日本ではかなりレアということになります。

 

残っている「村」はこの先存続するのでしょうか?

私は以下の理由から減ってはいくけれど無くなることは無いと思っています。

 

一つは地理的条件です。

残っている村は山や海といった天然の障害物に他地域との交流を阻まれていて、かつ町ほどではないけれどある程度の人口規模がある地域が多いように見受けられました。

そういうところでは自分たちの課題は自分たちで解決した方が便利で楽である=お金もかからないという意識が働きやすいのではないでしょうか。

ただ、今現在も進行している都市部への人口集中の流れから、住む人が減って結果的に自助では立ちいかなくなり村が消滅するという可能性はあります。

 

もう一つは多大な税収です。

例に挙げて申し訳ないですが、「村」が存在しない北海道東北で、残1となっている宮城県。ここで残っている村は大衡村。言わずと知れたトヨタの工場がある村です。インターまで作った。(正確にはトヨタ自動車本体ではなくトヨタ自動車東日本)

ただ、そういう村の場合はこの先人口が増えて町や市に昇格するという形で消滅する可能性があります。

 

以上の点から今後も村は減るだろうが、自治体の名前付けルールが変更されない限り0になることはないと私は予想しています。

関東では……茨城県の2村は当面存続するんじゃないかなぁと。東海村美浦村。両方ぱっと想像できますよね。人口増加でという可能性もありますが……

同じく関東で東京の伊豆諸島小笠原諸島の村。

村が村であり続けるためにという強い思いは無いと思いますのでこの先も減り続けていくのでしょう。