車離れ(若者だけじゃなく全体的に)
あれはいつのことだっけ?
トヨタが「免許を取ろう」という衝撃的なCMを流していたことがあったなぁ。
そのころからトヨタというか自動車業界は危機を感じていたんだろうなぁと思います。なので何をいまさら感。
地方都市やその郊外、さらにその周辺に広がる農村や山林地帯という日本の国土の大半を占める地域では今でも車が無いと生活に困る=免許がないと生活に困るという状況は変わってないと思います。
なのに免許を取る若者が減ってるってことは、全体的に若者が減っている、あるいはそれに加えて相対的に都市で生活する若者が増えているってことなんでしょう。
特に記事で触れられている10代の若者は大学全入という俺が子供の頃ではありえない時代になっているので都市部で生活しているか都市部でなくても生活には車は必要ない状況なんでしょう。
そしてもう一つ、俺が学生だった頃は、まだ車を持つということにステータスがありました。
かっこいー車に乗って女の子に「おくってくよー」って言ってナンパとかw
今じゃ誰でも車を持ってる時代です。
そういうのにあこがれを持つ若者は減ってるだろうし、生活に必要が無ければ、必要になるかもしれない就職の前に免許を取ればいいやという判断になるのは想像に難くないです。
実際自分の周りにいる若者はそういう経緯で免許を取っていますね。そして免許取りたての練習ドライブにおじさんたちが嬉々として付き合うというw
一人が運転練習するだけなのになぜ車が4台もいるのか意味が分からないとかw
そういう経緯で免許を取ったとしても、生活に必要が無ければ車は買わないですよね。趣味にでもならなければ買わない。誰でも持っているコモディティなものに趣味性を見出すのは一部のオタク的なマインドを持つ人だけでしょう。
そしてさらにこれも前々から感じてて言ってもいること。
今の車は壊れない。
10年は余裕。20年だって珍しくないです。
昔の車は5年も経つとあちらこちら壊れたもんです……。
そりゃ車売れないですよね。売れスジが実用的な軽自動車とかコンパクトカーになるのは必然ですよ。よくできてるもん。実用には十分。
そんなわけで、日本の自家用車市場は今後縮小することは有っても拡大することはあり得ないと思いますね。
エコだEVだなど騒いだところで需要を喚起するには至らないんじゃないでしょうかね。