零細Youtuberになって1週間でわかった3つのこと
- 思ったよりずっと多くの人が見にくる
- 動画編集は楽しい
- テレビの視聴率を物理的に奪ってる
車載動画を撮影するだけじゃなくてネットにアップロードしようと思い立った理由は前にも書いてるので割愛しますが、約1週間かけて編集して作った最初の動画をアップロードして、そのあと飛び飛びではありますがやっぱり約1週間かけて作った動画を全部アップロードしました。
何より驚いたのは最初の動画を日曜日にアップロードした後、その日のうちに100回くらい視聴されたことです。
無駄に長い動画なので受け入れられず朽ち果てていくだけだと想定していたので本当に驚きました。2桁行かないかもなぁと思ってたんです。
最初の動画を上げてから今日で9日になるのですが、その、最初の動画は、想定をはるかに越える500回以上も視聴されています。もちろんほとんどの人が数分だけ動画を見て別の動画に行くなり閉じるなりしているのですが(それはAnaliticsのデータを見ればわかります)、それでも500っていうのはマジあり得ません。みんな暇なんだねぇ。
商売しようとしているYoutuberなら大失敗なんでしょうけど、「これが刺さる人はめったにいないだろう」と作ってる方が確信しているようなコンテンツなのに……
逆に、「こっちはもしかするとそこそこ見にくる人がいるかもしれないな」と思って、短めの別動画にして10/1にアップロードした碓氷峠走行動画は、これも想定よりは多いですが、相対的にみるとあまり見にくる人がいません。
まだ50視聴に届いてないです。
林道走行が50で碓氷峠が500ならまだ納得するんですが……。峠走行動画はスポーツカータイプの車とかハイパワーな車のだったり、事故の瞬間を収めているようなのじゃないと見ようと思う人は少ないんでしょうか?
ダウンヒルならパワー関係ないと頭文字Dを読んでる人なら知ってると思うんですけどねぇ……。そもそも常識的な速度での走行ではだめなんですかね?そこまでリスクは取れない。
最初にアップロードしたショート編集版(といっても編集がうまくいかなくて30分越え……)とロング編集版(ショートに加工する前の場面が入ってるやつ)との比率はおおむね想定通り。ロングはショートの約1/10です。ただ、想定とは桁が違ってただけ。ロングは1桁で終わるかと思ってましたので。
見ている人がどう感じるかはわからないんですが、他の人が上げた動画とか書いていることと自分が持っている感覚、感想がものすごくずれているんで、そのズレを感じている人が他にもいればそういう人には刺さるコンテンツかもしれないです。
絶対オートマ車の運転の方がマニュアル車の運転より難しいって!けっこう友だちには納得してくれる人多いんですけど一般には受け入れがたい感覚感想なのかもしれません。
コンテンツをアップロードするタイミングもけっこう大事なのかも。こういう趣味的なコンテンツは土日にアップロードすべきなのかもしれません。
機会があれば試してみたいです。
動画っていうコンテンツは今書いてるような文章よりも作るのに手間暇かかりますがそれだけ見る人が多いってことなんですかね?単純に市場が大きいだけなのかなぁ。わからん。
続いて、動画編集についてです。
動画をアップロードすることに決めた後、最初にやったのは、フリーで使い勝手がよさそうなソフトを探すことです。
自宅PCなんでリスクを承知でいろんなソフトをダウンロードしまくりました。ダウンロードしては編集を試してみて、っていうのを仕事が終わった後やってて、寝る時間が短くなっちゃったり……
結果的に使ったソフトは下記の2本です。
- Shotcut ダウンロードサイト(英語)
- AVIUtl ダウンロードサイト
他にもいろいろ試しましたがこの2本で落ち着きました。
AVIUtlは最初に使ってみて「こりゃだめだ」と思ったんですが、その後プラグインを使えば「こりゃだめだ」の部分がなくなるうえに思っていた以上の機能があり、なにより日本語なので、結局戻ってきました。
Shotcutは単機能アプリとして使ってます。
もともとスマホ撮影動画を使うつもりだったのにドラレコ動画になったんで、約30秒くらいのAVIフォーマットの動画を結合する必要があるんですが、その結合が一番簡単にできて、今のPCが積んでるGPUでMP4への変換処理できるのがShotcutだった。
なんせゲーミングPCとやらを買ったのにゲームしてないんでGPUに蜘蛛の巣張りそうな状況なんでたまには使ってあげなきゃね。
動画編集ってやってみると案外と面白くて、字幕をつけてみたり、画質を調整してみたり、シーンを切り貼りしてみたり、シーン間を滑らかにつなごうとしてみたりとあれやこれやといつのまにか時間が経ってる作業だなぁとは思ったんですが、友人にその道のプロがいるのがまた微妙な話で。
プロのYoutuberとかじゃなくて、オンエア品質の報道番組とか情報番組のVを実際に作ってたりする人なので……。プライベートで仕事の苦労話なんかを聞くこともありますが、これを仕事としてやるのはけっこうつらいなぁと思いました。たぶんプログラミングと同じですね。俺は趣味としてプログラムを作る気にはなれません。ただ、もし頼まれて遊び感覚でやるなら楽しめるかも。前述の動画編集のプロも友だちの結婚式の動画を作るのは楽しめたって言ってたし。できたものはご歓談やら食事の時間に流されると見入っちゃう迷惑な動画になってましたけど。
そういえば、プロと言ってももっと本当のプロっていう人たちもいるらしく、仕事によっては編集はそういう人がやって指示を出すだけってこともあるらしいです。
システム屋でも設計とコーディングとテストが完全分業しているような職場もあるらしいから同じような職場構成なんでしょうかね?
今回メインで使ったAVIUtlってすごいソフトですね。32bit版でも今のCPUパワーならサクサク動くし、これだけプラグインがあるっていうことはおそらく基本設計がいいんだろうなぁ。
最後のテレビ視聴率の件。
俺、まじびっくりしちゃったんですよ。
俺自身はネットの動画ってPCでしか見ないんですけど、世間一般には今はもうスマホで見る時代なんだろうなぁと思ってはいました。
それはいい、それはいいんだけど……
PCで動画を見る人よりテレビで動画を見る人の方が多いというデータが取れてしまっている。もうびっくり仰天です。
これってもう確実に個人が適当にアップロードした動画が地上波やBSの視聴率を削ってるってことじゃないですか。
俺もテレビで見てみようと思ったらどうやら安いテレビには画面の大きさ関係なくネットのコンテンツを見る機能は無いみたいで簡単には見れないからやめました。
そんで、面白かったのはテレビで見る人の視聴時間平均が一番高かったこと。スマホが短いのはわかるけどPCよりテレビの方が長くみるとはねぇ。切り替えが面倒ってことじゃないかな。そういえば壊れちゃった前のテレビでYoutube見たことあるけど切り替えめんどくさかったなぁ。
そんなこともわかるGoogleのAnaliticsは面白いです。昔ブログのアクセス解析を継続的にやって記事も上げてましたけどその頃のことをちょっとだけ思い出しました。
最盛期の1日4桁当たり前、狙えば5桁みたいな時期みたいにはサンプルが少なすぎるから楽しめないでしょうけど3桁あれば見てて面白いデータはこの先も取れるかもしれません。
反省しているのは動画編集をPCでやってて、結構ファイルがでかかったし、コンテンツが車載動画っていう画質にこだわる必要が無いものだったんで最初に画質落としちゃったんですよね。そのあと編集入れちゃったから高画質版を作るには編集しなおしになっちゃう。テレビで見るんだとHD画質の方がよかったなぁと思いました。
そんなこんなで1週間、立派な零細Youtuberになれました。子供たちが憧れる職業ですw。稼いでないから職業じゃないねww
Youtubeのサイトを見ると、稼げるようになるにはチャンネル登録者1000人、再生時間4000時間。今のペースだと俺の寿命が尽きるまでに到達することは無さそうです。
そんでも、動画編集という作業自体が面白かったのでたぶんまた動画を上げると思います。他にコンテンツ作れないから車載動画。
今2つ企画を持っています。2つとも面白いと思ってくれる人はおそらく極端に少ない車載動画です。俺は面白いと思うんですけどだれもそんな動画上げないみたいなんですよ……ってことは需要が無いし興味を持つ人もそもそもいないってことなんだろうなと思ってます。
Youtubeで1桁しか人が見に来ない濃すぎるコンテンツを作ることを目標にするのもまた一興かも。
そういうことをやりながら鉱脈を掘り当てたりすることだってあるかもしれません。
俺の前のブログみたいにね……。何が当たるか今の時代誰にもわからんのですよ。