2階建て車両の思い出

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まぁ、なかなか使いづらいってことなんだよね。

 

 

とはいえ、今はもう首都圏のグリーン車は2階建てが標準になってますね。

編成両数を増やさずに席数を増やす手っ取り早い方法ですからね。席数増=収入増になるグリーン車には向いてるでしょう。

コロナで通勤客が減ってる常磐線ですが、それでも朝の時間帯はそこそこ席が埋まってますからね。快適通勤への需要っていうのは事業者が思っている以上に高かったってことなんでしょう。

 

地元の人やその筋の人には今さら言うべきことではないですがかつて常磐線にはグリーン車じゃない2階建て車両も走っていました。

415系 1900番台 です。と思ってWikipedia見たら1900番台ではなく1901なんですね。1両しか作られなかったレア車両。

国鉄415系電車 - Wikipedia

 

その頃の常磐線車両は動きが多くて見てて面白かったです。見てるだけです。当時営団線内にしか用事が無かったからめったに快速には乗らなかったんだよね。それに朝は、緩行の混雑もひどかったけど快速の混雑はそれ以上にひどかったから……。

取手までの「緑の電車」には色とりどりの車両が混ざり合ってみたり、常磐緩行線の非常に不快な103系が淘汰されて快適な203系になったとき、8M2Tの103系1000番台をそのままの型番で快速に転用したり、つくば万博を契機に415系の塗色が変わり、ロングシートの500番台やステンレスの1X00番台も投入され。

15両化されるとき、今まではなかったサハが作られて、それもロングシート化されているご時世なのにセミクロスシートで作られて、あれはいったいどうしてああなったのか。乗る分には楽しかったけど。

緑快速は10両編成か10+5で15連を組んでましたが、たしか運用の都合で5+5+5もまれにあったと思います。中電は4+4の8両編成か、4+4+4の12両編成だったのが、7、7+4、7+4+4の三種類になって、編成増強したはずなのに今まで8両だったのが7両に減らされるという逆転現象がおきたのもあって趣味的には興味深かったです。

そんななか試しに投入されたのが2階建て車両。

15両化って、混雑緩和にものすごく効いたんですよ。もちろんつくばエクスプレス開業による乗客分散が混雑緩和の一番の理由ですが、15両化もインパクトが強かったです。緑快速では1本あたり1.5倍の輸送力になるわけですからね。

それがあったんで、ふたを開けてみないとどうなるかわからない2階建て車両を試験導入したんだと思います。

あの2階建て車両は今のグリーン車と違って運転席のある端っこに設定されたんですよね。

常磐線快速の朝の混雑傾向として、上野での乗り換えが便利な前側の方が混んでるっていうのがあるから勝田側に配置されていたはず。記憶では。

後ろの方は日暮里での乗り換えと異形の駅三河島で乗り降りする少数の人々以外には不便なんですよね。だから乗り降りに時間がかかる2階建て車両はその配置になったんじゃないかと。

ただ、やっぱり乗客が多い一般車両を2階建てにすると乗り降りに時間がかかるんだろうなぁと。

だから結局一般車両はいまだにフラットなままなんだろうなと思います。

 

鉄道の実験場とされやすい常磐線。次はどんな実験がされるのかな。ATO(自動運転)はもう始まるし、その次は10両編成のワンマン運転京浜東北線が先行するらしいですが、常磐緩行線も今進んでいるホームドア設置工事が終わればワンマン化されるんだろうな。

安全確保のため朝ラッシュ時だけ2名体制とかいう変な運用になったりして。