おかえりなさい
ニュース番組をあらかじめ狙って録画したのは初めてかもしれない。
睡眠足りてないとつらいじじいなんで起きてられなくて録画しておいて起きてから見ました。
あらかじめ完璧と言ってもいいレベルで準備をしていたとしても実際にそれが実現するまでは不安は尽きなかったでしょう。逆に言うと不安を感じないような人はそういう仕事には向いてないように思えます。
光の玉が現れたとき、うるっときました。
1号機とは違い、旅の途中ではさしたるドラマが起きるわけもなく、淡々と過程をこなしているように見えましたが、その裏にはそれを支える人たちのたゆまない仕事はもちろん、そうなるように準備をしてきた多くの人たちの努力や失敗、その中には1号機のトラブルも含まれます、があったのでしょう。
帰還をしてもまだまだ心配の種は尽きることが無いでしょう。本当にカプセルの中には入っているのか、入っていたものをほんの些細なミスで台無しにしてしまうようなことはないのか、まだまだたゆまぬ仕事が必要になります。
カプセルは帰還しても本体はその余力を持って次のミッションに旅立ちました。仕事を成し遂げた後ある意味では悲劇的な最期を迎えた1号機とは違いますが、なんというか、本当に不思議なんですが、外野から見ると一つの物語が終わったような満足感と喪失感に苛まされます。
はやぶさ2のカプセル、おかえりなさい。