下から目線で想像するコロナ後の生活

上から目線のはたくさんあるだろうから下から目線で考えてみます。

 

 

まず、本当の意味での働き方改革は大きく進むんだろうなと思います。

いくら旗を振ってもなかなか浸透しなかった在宅勤務=テレワークが浸透するのは間違いないでしょう。

俺は外資系でお仕事をすることもあったので在宅勤務をしている人っていうのは10年以上前から身近にいました。最低週に1回は出勤するとかいろいろなルールがありましたけど、出社したらオフィスにほとんど人がいなくてのびのび仕事をしていたことも。うそです。そういう場合むしろ緊張感が高まります。チャットなどでメッセージがたくさん来るし成果物を見せるのに一手間余計にかかったりして面倒だったり。まぁそれでもなれてはいたんですが自分でやるとなると勝手が違いました。

多くの人にとってはなじみがない働き方だったから俺以上にとまどっていたでしょうね。それでもなんとかなってしまうということがわかってしまいました。

そうなると深刻な話でいうと家族の病気や介護で今までは仕事やめるという選択をせざるを得なかった人が仕事を続けることができるようになったりもするでしょう。

 

経営者目線を想像してみると、従業員を収容するために都心に広いオフィスを構えていたりビルを建てていたりしたのが実は一部無駄だったってことがわかってしまうということもあるでしょう。

となると稼ぎどころになっている都心のオフィス賃料が下がり不動産建設業界に打撃がというシナリオも考えられます。

元々在宅勤務に親和性が高いコールセンター業務などではオフィスがほとんどない状態で回していくところもでるかもしれません。生活音が入るから無理とか今まで言ってたのがこうなってみてやらざるを得なくなって意外とできちゃうことがわかってしまいという流れです。

 

緊急事態宣言が出ても時々出社していますが電車の空き方は異様です。まさかこういう形で着席通勤が実現するとは思いませんでした。

在宅勤務が定着すると朝の電車も削減するかもしれません。車両をはじめとする設備は朝ラッシュに合わせて設計されていますがそうなると余剰となる経営資源、人もそうだし土地なども、をどう使うかという話になるかもしれません。

逆に週に2回出社するだけなら都心から離れて自然豊かなところに住みたいという夢を持った人がその夢を叶えやすい環境になり、今までは交通の便が悪かったところも人が増えて便利になるということだってあるかもしれません。

 

そしてランチタイム。開けてくれているお店もあるけれど閉めているお店もかなり多いです。今の時期も開けてくれてる店は、自宅と同じ建物で家族でやってるような店と本部があるような店が多いように思えます。今の職場の近所には家族経営の店が多いので意外と開いてる店が多かったなぁと思いましたがそれでも連休中は厳しいみたいでドトールですら閉めていたりしました。

持ち帰りを始めたお店もありますけれどオフィス街なんか持ち帰る人もいなくなっているわけだから非常に苦しいでしょう。夜の飲食に大打撃を与えているのはもちろんですが、昼もかなり苦しい。吉野家だって夜は持ち帰りだけにしたりしてますし、コンビニも閉めてたりしますから。

コロナ明けまでがんばれるという前提ですが、その後あからさまになるのは店に対する客の忠誠心、ロイヤリティでしょうね。

開けたから行こう!と思ってくれる客が多い店は元に戻るでしょうが、一過性のブームに乗って拡大をしていた店なんかはかなり厳しいでしょう。

同じ看板の店でも店舗によってずいぶん違うみたいで、持ち上げられたり落とされたり忙しいステーキ屋も職場近くの店は常連が淡々と通っているように見受けられました。そういう店は細々とかもしれないけれど続くんでしょうね。

行きつけの飲み屋さんも食べログ評価は悪かったりするけど実際は他の店ががらがらの時でも常連さんだけで席が埋まっていたりするしそういう店は明けた当初は逆に混むんだろうなと。三密にならないか逆に心配。まぁメンバーは決まってるし店長の方針もあって密にはならないんだけど。

 

仕事関係ではなく自宅での生活という意味では、この「ビジネスチャンス」をどう生かしたかというのが通販業界で後々話題になるのではないかと思います。

たぶん今は自粛ムードなので大々的に「うちすごいぞー」などと言いだすところはないでしょうけど、実際には生み出された新しいパイをみんなで奪い合ってるさなかなのでしょう。

ケータイに来るメールもすごいですからね。購買欲をそそるようなのがたくさん来ます。

新しいパイっていうのは俺みたいな人のこと。

実店舗で買い物するのが大好きでものを見ないで買うということに抵抗があり、さらにクリック一つで買い物するとお金を使った感覚がなくてそれに恐怖感を持っている人。

そんな俺でもこの期間に何度もぽちぽちしてしまいました。

といいながら、俺はまだゴールドポイントの範囲内でとどめています。支払いは発生していない。でもこの騒ぎで完全にヨドバシに囲い込まれたなと感じています。今までも囲い込まれていたけれどよりひどくなりました。

アマゾンや楽天も当然同じようにこの機会に顧客の囲い込みを進めているでしょう。

 

宿泊業界はかなり厳しいでしょうね。観光地は反動での一時的な需要があるかもしれませんがいわゆるインバウンド需要を当て込んでいたようなところはきついでしょう。

今建築している最中のホテルとか廃墟になるんじゃないかと他人事ながら心配になります。

ビジネス需要も不要不急の出張が減ったり、俺の場合は特殊だけど今まで深夜勤務をオフィスでしてたのが在宅でやるようになったりして減っていくでしょう。

唯一希望が持てるのは、今までの日本の文化であったみんな一斉に一気に休むというのではなくばらけて休むようになるかもしれないということです。ピーク時は予約が取れない=ビジネスの機会損失が起こっている、空いている時はがらがら=設備が遊んでいる、というのが一般的だったでしょうが、それが平たくなることで経営面ではプラスになるかもしれません。

利用者としてもいつ利用しても同程度の価格で利用できるという安心感が生まれるかもしれません。

俺が趣味にしているスキーなんかは雪が降らないとどうにもならないから季節変動を避けることができないけど。そういえば今年は雪が降らない上にシーズン末期にコロナ騒ぎでかなりきつかったんだろうなぁ。来シーズンはたくさんいこう。去年もそんなことを言ってたけど。

 

あとは……

テレビや新聞などマスコミも厳しいでしょうね。ネットメディアも含めてです。もう声の大きい人の言うことは信用できないです。実際に自分が目にしているものと違いすぎて……。いかに興味を持ってもらうかだけを考えていてたとえそれが事実であっても都合の悪い事実にはめをつぶって都合のいい事実だけを伝えているように思えてしまう。

政治については日本だけではなく多くの国で与党が強くなるんだろうなぁと。それはしょうがないです。責任を持って判断できるのは与党だけで特に野党が大声を出せば出すほど端から見ると自分の利益しか考えてないなこいつと思えてしまいますから。

大失態を犯してそれが国民にあからさまになる環境を持っている国以外では与党的な立場にいる権力は強化されるんじゃないでしょうか。

 

つらつらととりとめなく思いついたことを書いてみましたがとりあえず明日から仕事。

さて、社会復帰できるかな?