システムの準備を一ヶ月で済ませるために必要な元号関連法整備

今日は定時に帰ってきました。新年の抱負は今のところ守られています。

自称プログラマー世間的にはシステム屋として仕事をしていますが、今年はゴールデンウイークってなにそれ状態になるかもしれないですね。

いやだいやだ。

世間に注目されている元号変更もあるし世間的には全く触れられていないけど個人的にちょーやばいと思ってるあれとか、いやねぇ、その話業界の人に話すとやばいってみんないうんですよ。まじやばい。

まぁそれはそれとして。

人づてに聞いた話で某新聞に1ヶ月あれば準備はできるみたいなことが書かれていたらしい。本当かなと思います。それっていわゆるフェイクニュースなんじゃないかなぁ。

マスコミと世間はずれてるとは思いますがそこまでずれてるとは思えないですからね。もし本当だとしたらその新聞が元号変更に対応できなくてやらかしたら指さして笑ってあげます。

でもまぁ確かに世間で見れば1ヶ月で何とかなるだろうとか思っちゃうのかもしれませんね。でも無理です。何で無理かというと例を挙げると1ヶ月でビルは建てられますか?って話です。

目に見えるところより目に見えないところが大変なんですよ。

大丈夫なところが本当に大丈夫なのかを確認するのが大変なんですよ。思いっきり割り切ってここだけは絶対だめってところだけにしたとしても調査するだけでかなり時間がかかります。

印刷物を出力するアプリなんかは決まってから最終的に見てくれもチェックするだろうし。印刷物が多い業界では大変。

それを見越してこの機会に年号表記から西暦表記に切り替えた帳票も多いでしょうけど慣習とか法律とかでそうもいかないところもありそうです。

印刷じゃなくてもWebで見たときの見てくれもチェックするでしょうね。思いもかけない課題が見つかっちゃったりするかもしれません。それがどういうものか例は挙げられません。でも過去の経験から実際にそうなってみないとわからないような突拍子もないことが起こることって案外とあるんですよね。

 

さて、これだけだとただの愚痴です。

今回はもう遅いけれど、新元号が1ヶ月前に発表されればほとんどのシステムが対応可能になる方法だってあります。

それは法律を作ることです。慣習的にではなく法律としてです。そうすればそれにしたがって粛々と開発をすることができます。

 

条文

1.年号は必ず漢字2文字、カナ4文字以内とすること

2.年号の漢字、カナ、ローマ字表記の頭文字1文字は過去5つまたは300年以内に使用された年号とは異なるようにすること

 

悩ましいのはここなんですよ。ここです。

先ほど書いた印刷帳票やWebの画面で一番困るのは今までの文字数に収まらないこと、あるいは短すぎて表示が崩れることです。

プロポーショナルフォントというのもあるのでこれだけで完全に問題が解決するわけではありませんが致命的な問題は発生しなくなると思っています。

こういう法律があれば年号マスターを作って容易に管理できます。

そのマスターの項目は

1.年号(漢字)

2.年号(カナ)

3.年号ローマ字(英字)

4.年号ローマ字イニシャル(英字)

5.年号開始日

6.年号終了日

となるでしょう。多くの会社でこれと似たようなマスターはすでにあると思いますよ。

しかしまぁマスターがあっても使ってなくてハードコーディングしてるようなアプリはたぶんどの会社にも転がってると思います。

中の人たちは当分の間大変ですね。